食工房 ひろさき
「木屋町櫻川」の元料理長が独立して開いたミシュラン1つ星の日本料理店。入口近くには個室があり、奥に進むと5席だけのカウンター席がある。個室客がいないときには店主1人でやっているため、このくらいが丁度良い広さなのである。
この店は京都の日本料理店としては珍しく生ビールがあったため、先ずは生ビールを注文。話を聞くと、「木屋町櫻川」の彼の後任の料理長が現在の 「前田(→ 京都グルメバイブル・日本料理店の頁を参照)」 の店主であるという。
この店の料理はどれも素材の味を引き出した真にシンプルなもの。今回では、椀ものの代わりに出てきた「松茸とシメジの小鍋」は、出汁が深く秀逸であった。最後の締めに出てきた「土鍋炊きの白ご飯」と「アジの干物」、「赤出汁」、「香の物」のご飯は艶々で美味しかったが、アジの干物はイマイチであった。日本酒は純米酒のみで、吟醸や大吟醸などは置いていない。しかしながら、店主お勧めの石川県の地酒「宗玄・純米原酒ひやおろし」は、トロリと円やかでアミノ酸度はそれ程高くなく、洗練されていてかなり美味し かった。(2014年11月追加)
中京区竹屋町通新町東相生町282
電話番号:075-211-1366
定休日:不定休
営業時間:17時~22時
予算:13000円
アクセス:地下鉄烏丸線・丸太町駅4番出口を出て烏丸通を右へ。進入禁止の表示のある次の「竹屋町通」を右折し、2筋過ぎると左側にある。丸太町駅から徒歩3分。
最寄りのランドマーク:烏丸通、竹屋町通
お勧めポイント:元・木屋町櫻川の料理長が独立して開いたミシュラン1つ星の店
入口近くの個室は掘りごたつ
平貝のポン酢ジュレ
厚岸産牡蠣の煮物と大根カラスミ
お椀の代わりに松茸とシメジの小鍋
グジ(甘鯛)のお造り
マナガツオの焼き物
長芋と菊
意外!!真鱈と白子(雲子)のバターソテー
石川県の源助大根と海老芋の炊き合わせは最高
締めのご飯
水菓子は柿