鷄灯(けいと)

 「焼き鳥&ワイン しろSHIRO(→ 札幌グルメバイブル・焼鳥の頁を参照)」にいた本間さんが、独立して開いた店。以前はビルの地下を間借りした小さな店であったが、今年(2025年)の5月に、バスセンター近くのビルの1階へと移転してリニューアルオープンした。ここは以前、「リストランテ カプリカプリ(→ 札幌グルメバイブル・イタリアンの頁を参照)」があった場所で、当時の床や椅子はそのままに、大きく変わったのは外観と店内中央に設置されたカウンター席くらいかも。店内は入ってすぐに広いオープンキッチンのカウンター席があり、奥にテーブル席が2つある。地下にあった前店と比べると、ダウンライト照明がシックな雰囲気を醸し出し、まさに大人の焼き鳥店といった趣だ。
 メニューは、焼き鳥だけの4500円のコースと焼き鳥に食事が付いた7200円のフルコースの2種類であるが、コースをいただいた後にアラカルトの追加注文が可能である。アルコール類に関しては、ビール、ウィスキー、日本酒、焼酎、ワインなどいろいろと取り揃えている。とくに、サントリーウィスキーとニッカウィスキーが充実しており、ニッカのシングルモルト余市の限定ウィスキーがあったので、ハイボールでいただくことに。「Peaty & salty」はかなりスモーキーで、アイラっぽいといおうかニッカっぽいピート臭がするので好みが分かれるところだが、他の2つは飲みやすくお勧め。ワインに関しては「焼き鳥&ワイン しろSHIRO」の充実ぶりとは比べものにはならないが、少なくとも他の焼き鳥店よりも遙かに良質なボトルワインが充実しており、人気の焼き鳥店「やきとり 新西」などに比べても価格はリーズナブルである。コースで供される名古屋コーチンや比内地鶏の焼き鳥は、火の通し方や塩加減が絶妙で、北海道の焼き鳥店としては申し分のないレベル。また、食べログからも24時間予約ができて便利である。(20257月更新)
https://www.instagram.com/yakitori.keito/

中央区南1条東2丁目13 越中ビル1階  
電話番号:080-3237-1443
定休日:月曜と火曜(不定休あり)
営業時間:16時〜22時
予算:お任せコース4500円(焼き鳥のみ)と7200円(食事付き)
アクセス:地下鉄東西線・バスセンター駅3番出口を出て右へ。すぐに「大通東1交差点」を右折するとすぐ右側。バスセンター駅より徒歩2分(地下鉄大通駅よりさっぽろテレビ塔方向から出て徒歩4分)
最寄りのランドマーク:さっぽろテレビ塔、大通東1交差点、バスセンター
お勧めポイント:質の高いワインやウィスキーも楽しめ大人の雰囲気の焼き鳥店

バスセンター近くのビルの1階 ココです 入口を入ると・・・ すぐに広いオープンキッチンのカウンター席があり・・・ 奥にテーブル席が2つある テーブル席の前にはワインセラーも ドリンクメニュー。前店の生ビールは、サントリーのプレミアムモルツとマスタードリームであったが、移転後はアサヒのマルエフになった ウイスキーのメニュー サワーのメニュー 焼酎のメニュー ソフトドリンクのメニュー メニューはコースのみの2種類。これは焼き鳥だけの4500円のコース 今回チョイスした食事が付いた7200円のフルコース(今回は鶏しゅうまいが夏野菜の煮浸しに変更されている) 本日のグラスワイン 本日の日本酒(この他にもあるのでスタッフに聞いてください)ボトルワインリスト(泡1)は6400円から・・・ ボトルワインリスト(泡2)のジャック・セロスの26万まである ボトルワインリスト(白) ボトルワインリスト(赤1) ボトルワインリスト(赤2) ボトルワインリスト(赤3)には、2019年のオーパスワンが10万で ニッカのシングルモルト余市の限定ウィスキーがあったので、ハイボールでいただくことに。「Peaty & salty」はかなりスモーキーで、アイラっぽいといおうかニッカっぽいピート臭がするので好みが分かれるところだが、他の2つは飲みやすくお勧め 
7200円のコースの最初は、牛乳と葛粉で作った「嶺岡豆腐」。ふわふわ滑らかで、まるで甘めの胡麻豆腐のよう。胡麻ペーストと出汁が効いた深い味わい 「比内地鶏の胸肉」。モモ肉かと思う様な弾力で、皮はパリパリ 「比内地鶏 ねぎま」。モモ肉なので弾力があってジューシーかつ濃厚
「トウモロコシの冷製スープ」。サッパリとトウモロコシを感じる。甘さは控えめで、シェフのセンス感じる一品 「名古屋コーチンの手羽先」。弾力があって濃厚な味わい。最高レベルの手羽先だ 「サラダグルマンド」。テリーヌ、鴨ロースト、生ハムなどにトマトなどの野菜 「比内地鶏のキンカン」。プチッとはじけてとろける 本来は「鶏しゅうまい」であるが、本日は「夏野菜の煮浸し」。ズッキーニや万願寺とうがらしに針生姜。味が染みていて美味しい 「砂肝」は、真ん中のえんがわがコリコリしている。タレが甘くないので、素材が引き立っている 「名古屋コーチンのワサビササミ」は、シットリとしていて美味しい 「焼きスナップエンドウ」。米粉塩は塩味が柔らかなのは良いが、水分持っていかれてしまい、歯に付くのが難点 「レバー」は、火の入り方がミディアム。辛口のタレが良い 「つくね」はしっかりと焼いているので、肉肉しくて食感は硬め。塩味は強めなのでタレは不要かも 締めの「鶏白湯ラーメン」は、スープにとろみがあって悪くはない。しかしながら、細縮れ麺はスープと絡まずマッチしていない