麺処 いろは(食堂)
鶴岡ジャンクションから「鶴岡市立 加茂水族館」へ向かう途中に見つけた行列店。店の前には広い駐車場があり、店は郊外ありがちな住宅兼店舗といった感じの店である。
店内に入ると天井が高く、思った以上の大箱店。ほとんどがテーブル席であるが入口右側にだけ小上がりがある。入口の看板に「当店自慢の生そば、むぎ切」とあったので、蕎麦屋かと思って入ったところ、実は客のほとんどが「中華そば」を食べていた。さすがは日本一ラーメン好きな街・山形市を要する山形県!!蕎麦屋の主力メニューもラーメンなのである。鶴岡名物の「麦切り」にも魅力を感じたものの、“郷に入っては郷に従え”に倣って、連れが「中華そば」、僕は「月見中華」を注文。この店ではまず席に着き、そして厨房に面したレジまで行って注文してお金を払い、座っているテーブルの番号を告げるというシステム。
出てきた「中華そば」は、大きめのどんぶりにスープがたっぷりと注がれたオーソドックスなタイプの中華そば。麺は中細の縮れ麺で、スープにはよく絡むもののコシがなくいただけない。また、モモ肉を使ったチャーシューは硬めでやや塩分が強め。シナチクはごく普通。しかしながら、何といってもこの店のスープが絶品!!鶏ガラベースに鰹節を中心とした魚介スープが香り、アッサリとしていて完成度が高い。これで、麺や具材がさらに良くなれば2つ星にしてもよいくらい。近くにあったら、毎日食べたくなるような飽きのこない中華そばである。もしも、「鶴岡市立 加茂水族館」の近くで昼食をとるならこの店がお勧めだ。(2015年9月追加)
山形県鶴岡市友江町20-25
電話番号:0235-33-2351
定休日:木曜
営業時間:11時〜18時
予算:中華そば630円、中華そば(小)400円
アクセス:JR鶴岡駅から車で30分、鶴岡ジャンクションから車で5分
最寄りのランドマーク:山形自動車道、日本海東北自動車道・鶴岡ジャンクション、鶴岡市立 加茂水族館
お勧めポイント:サッパリとしたスープが最高に美味しい中華そば