天ぷら あら木
薄野に2014年にオープンした天ぷら店。清潔感溢れる店内は、右側にL字型のカウンター、そして左側に掘りごたつのテーブル席がある。店主の荒木さんは日本料理の修業経験もあるため、天ぷら以外の料理も含めてコースに出される料理全てが美味しい。
天ぷらはどれもサクッと揚がっていて軽く、火の通し方が抜群にいい。しかも、札幌でありながら使用している素材の質が高い。なので、大根おろしを入れた天つゆは、寿司屋のガリのような口直し、あるいは香りある野菜を食べるときだけに漬けるにとどめ、基本、天ぷらは塩で食べるのが望ましい。カリッと揚がった穴子には擦りたての山葵をタップリと塗り、やはり塩でいただきたい。店主は未だ若く経験が浅いが、志が非常に高いだけにこれからの更なる発展が期待できる。
意外なことだが、天ぷら店にしては最後のデザートまで手抜きなく美味しく、また、天ぷら店とは思えないくらい日本酒のセレクトが良かった。特に、福島県の人気酒「寫楽」の大吟醸は最近飲んだ日本酒の中では最高の逸品だった。逆に、スパークリングワインは、何故か山梨県の「アルガブランカ・ブリリャンテ」のみしか置いていないのが対照的であった。(2014年12月追加)
中央区南7条西4丁目 延寿堂1階
電話番号:011-552-5550(前日までに予約するのが望ましい)
定休日:日曜、祝日
営業時間:17時〜21時
予算:コース9000円
アクセス:地下鉄南北線・すすきの駅4番出口を出て、札幌東急インの信号を左折して、一方通行を南へ進む。「すすきの市場」の信号を越えて次の「ススキノ会館」の角を左折するとすぐ右側。地下鉄南北線・すすきの駅から徒歩5分。
最寄りのランドマーク:すすきの市場、ススキノ会館
お勧めポイント:志の高い若手店主が揚げる本格的な江戸前天ぷら
ひでたか(→ 札幌グルメバイブル・寿司の頁を参照」 の隣りにあります
モズク酢からスタート
二品目は「カリフラワーとアサリのスープ」
いよいよ揚げ物がスタート。まずは「銀杏の素揚げ」
才巻き海老(車エビの小さい物)
天つゆに大根おろしを入れ、これがガリのように口直しにいい
塩とレモン
才巻き海老の頭
スミイカ
釧路町仙鳳趾産 牡蠣のオイル漬けとフルーツホオズキ、クルミ、小桑
マイタケ
キス
菊芋
三州生姜
バフンウニの海苔巻き
穴子
擦りたての山葵をタップリ載せて塩でいただく
新田先生の食べた天丼
僕らが食べたかき揚げ天茶
デザートの「ワインゼリーと牛乳プリンの黒みつがけ」とハーブティー