中華そば スパンキー

 琴似に行く時に、そのネーミングが気になって入ってみたラーメン店。店に入ると、右側にカウンター席、左側にテーブル席が2つだけの小さな店だ。何度か行ってみたが、どうやら店主一人でやっているようだ。
 メニューを見ると、「醤油らーめん」と「塩らーめん」の2つのみ。トッピングメニューとして「味付け玉子」、「炙り鶏チャーシュー」、「めんま」、「海苔」、「ねぎ」などがあるが、どれも50円と良心的だ。
 僕のお勧めは、この店の看板メニューでもある「醤油らーめん」。店主は醤油にかなりのこだわりを持っているらしく、島根県出雲市にある「森田醤油」の2種類の「生揚げ醤油」を使用しているという。これに、鶏ガラベースの優しい動物系の味と鰹節や鯖節による魚介系の深みが見事に調和しており、今流行の煮干し系中華そばと一線を画す日本蕎麦に近い感じがいい。また、中細のストレート麺もこのスープによくマッチしている。のっている具材は、チャーシュー、メンマ、ネギ、海苔などといった定番具材である。チャーシューはイマイチだったが、ほんのりと塩味の効いたメンマがおいしかった。「醤油らーめん」を注文する際には、トロトロの「味付け玉子」も是非一緒にいただくこともお勧めしたい。一方、「塩らーめん」は、鶏ガラベースのスープに昆布やアサリ、スルメなどの魚介風味が加わった繊細なスープで、函館の塩ラーメンに近いイメージである。一口すするたびに、しみじみと美味しく感じられるが、残念ながらインパクトには欠ける。
 それにしても、これだけのレベルにありながら、今のところ全く無名で食べログの点数も低く、流行っていないのがとても残念である。(2017年8月追加)

西区二十四軒3条5丁目8-25 田中ビル1階  
電話番号:非公開
定休日:月曜(祝日の場合には翌火曜)
営業時間:【火曜〜土曜】11時〜15時、17時〜21時、【日曜・祝日】11時〜17時
予算:醤油ラーメン650円
アクセス:地下鉄東西線・二十四軒駅1番出口を出て左へ。「ふかざわ病院」、「恒和薬品」を過ぎて進むと、右に「北央信用組合」と「AEONまいばすけっと」が見えるので、その向かいの左側のビル。二十四軒駅から徒歩6分
最寄りのランドマーク:北央信用組合
お勧めポイント:生揚げ醤油を使ったコクのある中華そば

地下鉄琴似駅へ向かう広い通り沿いにあります ココです! 店内 ラーメンは「醤油らーめん」と「塩らーめん」の2種類のみ トッピングは全て50円と非常に良心的 「醤油らーめん」を「ちゃーしゅー麺」にして、「味付け玉子」をトッピングで注文した。チャーシューはイマイチだったが、味付け玉子はトロトロで美味しかった スープは、2種類の「生揚げ醤油」に、鶏ガラベースの優しい動物系の味と鰹節や鯖節による魚介系の深みが見事に調和している。今流行の煮干し系中華そばと一線を画す日本蕎麦に近い感じが良かった 全粒粉のようなツブツブが見える中細のストレート麺もスープとマッチしている 味付け玉子の半熟状態は完璧 島根県出雲市にある「森田醤油」の2種類の「生揚げ醤油」 島根県出雲市にある「森田醤油」の2種類の「生揚げ醤油」 「塩らーめん」 鶏ガラベースのスープに昆布やアサリ、スルメなどの魚介風味が加わった繊細なスープで、函館の塩ラーメンに近いイメージ 麺は同じ中細のストレート麺