米風亭

 食べて、飲んで、歌って、そして最後の締めに行くのがこの店の医局員の使い方だが、実はこの店は昼から営業しているのである。店内は、アイリッシュバーと いうよりもアメリカンなバーに近い雰囲気。まず、僕らが注文するのは生ビール。生ビールは外国産が4種と日本のものが5種、そして「ハーフアンドハーフ」がある。この店の「ハーフアンドハーフ」は、サッポロクラシックとエビスの黒というサッポロビールのツートップを使用しているので、いつも迷ってたあげく、結局は「ハーフ・アンド・ハーフ」を注文してしまう。数えたことがないが、世界の瓶ビールを含めた数は相当な数があるようだ。メニューにはいろいろと美味しそうなつまみがあるが、あくまでもB級パブなので、それほどほど期待しないでもらいたい。
 僕らの鉄板メニューは、ロースハムのような豚の塩漬け「カスラー」。マスタードやラー油をちょいとつけて、ビールをグイッと流し込むと絶妙な相性を見せる。以前はもっとシットリとしていて美味しかったが、最近はロースハムのようでちょっと微妙である。そして、この店が1つ星である最大の理由は、締めに食べる「油そば」。まずは混ぜてそのまま食べ、次にラー油をかけて香りを味わい、最後に酢を少し垂らして食べると、美味しさの3重奏を楽しめる。麺は「西山ラーメン」を使用しており、コシがあって良い。すぐ並びのビルに、油そば専門の姉妹店「油そば 米風亭 (011-596-7269 )」があるので、油そばだけを食べたい場合にはそちらも利用できる。ちなみに、姉妹店の方には油そばだけでなく「汁なし担々麺」もある。(2013年4月更新)

中央区南3条西1丁目2-4 和田ビル1階  
電話番号:011-271-7397
営業時間:11時半~翌3時半  
定休日:無休 
予算:油そば760円、カスラー900円
アクセス:地下鉄南北線・すすきの駅1番出口を出て、ケンタッキーフライドチキンを過ぎ、「川中スポーツ」の角を右に曲がる。郵便局の前と通って信号を渡り、「串鳥」の前を通ってもう一つ信号を渡ると右側に見えるビル。地下鉄南北線・すすきの駅より徒歩4分。 
最寄りのランドマーク:川中スポーツ、串鳥 
お勧めポイント:飲んだ後の締めの油そばとビールが美味しい店