立田自然公園
熊本大学のキャンパス近くにある細川家の菩提寺「泰勝寺」跡の公園。谷原先生は「水前寺成趣園(→ 熊本グルメバイブル・熊本を見るの頁を参照)」よりも、こちらの方が好きだという。確かに、「水前寺成趣園」が、人工的なジオラマ的な美しさだとすれば、こちらはほぼ自然そのままの美しさである。特に、細川家やその歴史に造詣が深い方は、こちらの方が好みだというのもうなずける。しかし、僕のような一般人にとっては、「水前寺成趣園」の迫力も捨てがたい。
ここには、細川初代藩主・藤孝夫妻と二代・忠興、更にその妻・ガラシャ夫人の墓である「四つ御廟」や、亡くなる前に身支度を整えるのに使ったという「手水鉢」が廟横にある。また、苔むした和風庭園には、千利休の流れを忠実に継承した細川古流の茶室「仰松軒(こうしょうけん)」などがあり、1963年に県の名勝及び史跡に指定されている。(下記ホームページより引用)。
まずは、入口を入ってすぐのトイレ近くにある巨大なクスノキを見て欲しい。熊本城公園・藤崎台球場横の樹齢1000年の巨大クスノキ群「熊本城とその周辺(→ 熊本グルメバイブル・熊本を見るの頁を参照)」ほどではないが、ついつい見とれてしまうナイスなビジュアルだ。中央には大きなひょうたん池があるが、小さい方の池は枯れていた。また、この池を取り囲むように遊歩道がついているのだが、整備状態が悪く、木が倒れていたり、道が途中で行き止まりになっていたのが残念。
訪れたこの日は晩秋の頃。野鳥の声や微風による木々のざわめきが心地よく響いていた。さらに、まるで雨が降っているかのように、ポトンポトンとドングリが池に落ちていた。「蛙飛び込む水の音」ではないが、静寂の中、池に落ちるドングリの音に、何とも言えない晩秋の趣を感じた。(2019年8月追加)
http://yumeko2.otemo-yan.net/e379830.html
http://www.hitozato-kyoboku.com/kumamotoken.htm
熊本市黒髪4-610
電話番号:096-344-6753
定休日:なし
営業時間:8時半〜16時半
予算:大人・高校生200円、中学生以下100円
アクセス:熊本中心部から直線距離で2㎞
最寄りのランドマーク:熊本大学
お勧めポイント:細川家やその歴史に造詣が深い方には堪らない公園
周辺マップ
ここが入口
説明文
公園案内
入口トイレ近くにある巨大クスノキ。生命力を感じる
入口側からひょうたん池を望む
千利休の流れを忠実に継承した細川古流の茶室「仰松軒(こうしょうけん)」
細川初代藩主・藤孝夫妻と二代・忠興、更にその妻・ガラシャ夫人の墓である「四つ御廟」や、亡くなる前に身支度を整えるのに使ったという「手水鉢」が廟横にある
苔園
細川家の私邸が残っている