ぎをん遠藤
祇園花見小路から少し入ったところにある隠れ家的なカウンター割烹の店。今年で開店して8年目を迎えるらしい。2015年版の時に一度取材をしたことがあるが、実はこの時には残念ながら掲載されなかった。しかし、その後も食べログで高得点を維持しているため、気になっての再度の訪問である。
入口を入ると、手前にテーブル席があり、左奥にカウンター席がある。この店にはコースがなく、アラカルトメニューの中から客が好きなものを注文するという割烹スタイル。メニューには値段の表示がないが、それなりにリーズナブルな価格のようだ。大将の父親が魚の卸しをやっているということで、この店は魚を売りにしている割烹店のようだ。アルコールに関してはそれほど種類が多くはないが、日本酒は「南部美人」、「寫楽」、「十四代」、「松の司」、「田酒」などがあり、日本酒のセレクトは優れている。
この日の突き出しは「丹波の枝豆」で、甘みと香りがあった。「お造りの盛り合わせ」は素材を選べるようだったので、僕の好きな真鯛とサワラ、カツオの3つをチョイス。どれも悪くなかったが、極上の素材と言うほどではなかった。「穴子の白焼き」は表面がカリッと焼かれ、身もジューシーで臭みもなくお勧め。「和牛タン塩焼き」は、素材自体は脂がのっていて素晴らしいが、熟成していないのか深みに欠け、塩味も足りないためにボヤけた味となっていた。「松茸の土瓶蒸し」は、国産でないのか?香りに欠け、出汁の引き方も薄めだ。「あじフライ」は、素材が素晴らしく火の通し方も良かったが、サクッとしていないパン粉だけは好みではなかった。ウズラの黄身が入った「からすみご飯」は、まさに想像通りの美味しさ。
料理は大将一人で調理しているが、料理はテンポ良く出されていい。しかし、料理はシンプルかつストレート過ぎるような気がするので、もう少し料理に深みが出るような工夫が欲しい。それにしても、深夜まで営業している店としてはレベルが高く、ホスピタリティーのあるサービスも含めて魅力的である。(2019年10月追加)
東山区祇園町北側347-118 楽宴小路内
電話番号:075-551-7271
定休日:日曜・祝日
営業時間:18時〜翌2時
予算:10000円〜15000円
アクセス:阪急河原町駅の出入り口1を出て、四条通りを鴨川・八坂神社方面に進む。京都四條南座の前を過ぎ、朱色の壁の大きな建物(お茶屋一力亭)がある交差点を左折し、花見小路通りを進む。一つ目の信号を右折すると右側に見える(天ぷら「京星(→ 京都グルメバイブル・天ぷらの頁を参照)」の前)。阪急河原町駅より徒歩7分
最寄りのランドマーク:花見小路通り、お茶屋一力亭
お勧めポイント:夜遅くまで営業している隠れ家的な割烹料理店
祇園花見小路から少し入った小路の・・・
さらにこの先の楽宴小路内にあります
杉玉のあるココです!
入口を入って左奥にあるカウンター席
メニュー1(値段表示はない)
メニュー2(値段表示はない)
この日の突き出しは「丹波の枝豆」で、甘みと香りがあった
お造りの盛り合わせ」は素材を選べるようだったので、僕の好きな真鯛とサワラ、カツオの3つをチョイス。どれも悪くなかったが、極上の素材と言うほどではなかった
「穴子の白焼き」
表面がカリッと焼かれ、身もジューシーで臭みもなくお勧めだ
「和牛タン塩焼き」は、素材自体は脂がのっていて素晴らしいが、熟成していないのか深みに欠け、塩味も足りないためにボヤけた味となっていた
「松茸の土瓶蒸し」国産でないのか?香りに欠け、出汁の引き方も薄めだ
国産でないのか?香りに欠け、出汁の引き方も薄めだ
「あじフライ」
素材が素晴らしく火の通し方も良かったが、サクッとしていないパン粉だけは好みではなかった
「からすみご飯」
ウズラの黄身が入っており、まさに想像通りの美味しさ。