うしごろUSHIGOROバンビーナ銀座店

 異なる牛肉の部位を、1枚1枚コース仕立で食べさせてくれる焼肉店。実は、新丸ビルにある同じタイプの有名人気焼肉店(グルメバイブルに未掲載)にも前日取材に行ったが、味もサービスも圧倒的にこちらの方が良かった。
 店内は天井が高く、窓側に直線的に並ぶテーブル席があり、反対側にはボックス席がある。高級感こそ感じられないものの、焼肉店にしてはかなりスタイリッシュである。この日はランチタイムでの訪問。ボトルワインは、4800円のお手軽ワインから14万のシャトー・マルゴーまでと幅広く、焼肉店にしては比較的ドリンクが豊富である。ランチコースは4つあるが、昼でも夜のグランドメニューコースがオーダー可能なので、是非グランドメニューのコースをいただきたい。また、アラカルトメニューからは好きな部位を一枚単位で注文することができるので、まずはコースで注文し、気に入った部位を追加で注文するのがベストだ。
 この店の焼肉は、基本的に店員が最高の状態で焼いてくれる。どの料理も塩味がドンピシャで、味に全くブレがない。もちろん、A5ランクの和牛の肉質も最後を締めくくるデザートも銀座焼肉部門トップレベルの美味しさ。さらに、ストローに紙素材を使うなど、とても環境意識の高い店でもある。
 それにしても。銀座の一等地にあるにもかかわらず、京都の同じようなコース料理の肉料理店の半分くらいの値段で食べられるとは、何と素晴らしい店であろうか!なので、一人焼肉の方にも絶対お勧めである。ちなみに、銀座エリアにはこの他に銀座1丁目の「うしごろ銀座店」もあるが、そちらの方は未だ取材できていない。(2020年2月取材)
http://ushigoro-bambina.com/ginza/

中央区銀座5丁目6‐13 西五番街ビル3階  
電話番号:050-5592-6597
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:【月曜〜金曜】17時〜23時(ランチセットは14時まで)、【土日・祝日】12時〜22時
予算:【ランチ】3000円、3500円、4500円、5500円、【ランチ以外】6500円、7000円、8500円、10000円
アクセス:東京メトロ銀座線、日比谷線・銀座駅A2出口を出て、「TASAKI」、「GU」を過ぎた交差点を右折する。みゆき通りを進み3つ目の並木通りとの交差点の右角のビル。銀座駅から徒歩4分
最寄りのランドマーク:TASAKI銀座本店、GU、みゆき通り、並木通り
お勧めポイント:コース料理のコスパが最高なA5ランク和牛の焼肉店

このビルの3階にあります 写真はピンぼけですが、店内は天井が高く、窓側に直線的に並ぶテーブル席があり、反対側にはボックス席がある。高級感こそ感じられないものの、焼肉店にしてはかなりスタイリッシュ ランチ「赤身ランチ3400円」 ランチ「霜降りランチ3400円」 ランチセット「特選4600円」 ランチコース「極選6000円」 夜のグランドメニューのコース。左が今回注文した「極み赤身コース1万円」で,右が「極みコース1万円」 夜のグランドメニューのコースの食事は、この麺メニューからか・・・ この飯メニューの中から1つ選べる 夜のグランドメニューのコースのデザートは、この中から選べる アラカルトメニュー「極舌」 アラカルトメニュー「極選」 左から「炙り刺し」、「ユッケ」、「ローストビーフ」の3品。「炙り刺し」は生姜醤油でいただく。胡麻油が効いた「ユッケ」は旨味があり、おかわりしたいほどの美味しさ。「ローストビーフ」は、和風ソースがいい 醤油ドレッシングの「サラダ」も美味しい。キュウリの皮が剥いてあり、調理の仕方が繊細 ゴボウだけしか見えないが、食べた後で写真を撮っていないことに気付いた。本当はこの皿は「季節のナムル」。左から味噌味の「原木椎茸」、「青梗菜」、「ゴボウ」がのっていた これからスタートする焼肉の薬味 3種の肉が出てきた。下から「タン芯の厚切り」、「塩ハラミ」、「イチボ」 「タン芯の厚切り」は、半分をレモンで、もう半分を味噌をつけてでいただく。柔らかく熟成感を感じる美味しいタンだ。「塩ハラミ」はワサビでいただいたが、ジューシーで柔らかだった。「イチボ」は脂身と旨味のバランスが最高で、この日一番の肉だった。なので、何も加えずんい塩味でそのまま食べるのがベスト。あまりの美味しさに、またもや撮り忘れてしまった 前脚の「クリ」の焼きしゃぶは、ポン酢とカイワレでいただく。この後に「タンのつみれとモズクのスープ」が出てきたが、またまた撮り忘れた。トロッと滑らかな優しいスープだった 「シャトーブリアン」は、ヒレの中心の希少部位 やや甘めのタレで、「シャトーブリアン」のとろける美味しさとは、このことを言うのだ 口直しの「水キムチ」も味わい深く、最高に美味しい 「ザブトン」をすき焼き丼風にしていただく 「ザブトン」のアップ ご飯を半分に分けて、黄身につけた牛肉で半分のご飯を巻いて食べる。残り半分のご飯は、タレを黄身の中に投入し卵かけ御飯のようにして食べる 「内もも」を30分以上かけて低温で焼いたというステーキは、山わさび、塩、もろみ醤油などでいただく。肉の線維がしっかりとしていて脂もあるが、赤身の旨味が十分。塩と山ワサビで食べるのがベスト 左から「シンシン」と「ランボソ」。「シンシン」は見た目は細かい脂身が入っているが、赤身の旨味がある。「ランボソ」は、シンシンよりも更に力強い赤身の旨味がある。両者ともお勧め あまりの美味しさに、1枚ずつ塩で追加注文。肉質抜群のこの店では、やはり塩で食べるのがいい。「コムタンラーメン」 乾麺の様な低加水の細麺。スープはサッパリとしていて、最後の締めには最高。添えられたマー油を、後半に追加して食べると味変を楽しめる 「白い!コーヒーブランマンジェ」は、白いがコーヒーの味がする。食感はとろけるように柔らかく、しかも滑らか。最後まで手抜きなしの美味しさ