ダイイチDaiichiのおはぎ

 今年の正月に「マツコの知らない世界」を見ていたら、「おはぎの世界」というコーナーで、全国の人気おはぎが紹介されていた。「スーパーのおはぎ」というフリップが出たので、おはぎで有名なスーパー、仙台市秋保温泉にある「主婦の店 さいち」なのかなと、思って見ていたら、何と、北海道にあるスーパー「ダイイチ」であった。「ダイイチ」は、小豆の本場である十勝地方をメインに9店舗、札幌エリアに6店舗、旭川エリアに7店舗を構える北海道の人気スーパーである。聞くところによると、「ダイイチ」では、社員がスーパー「主婦の店 さいち」まで行って修行し、そのノウハウを学んで来て現在のおはぎを作っているという。
 インスタ映え重視のおはぎ専門店がSNSやマスコミで取り上げられている昨今において、スーパーのお総菜コーナーという地味な場所でひっそりと販売され、小豆の粒餡のおはぎ1種類だけで勝負するという潔さは見事である。むしろ、おはぎ本来の美味しさを味わってほしいという本気度が伝わってくる。スーパーのおはぎであるにも関わらず、かなりに人気なようで、休日の午後は売り切れてしまうこともあるようだ。おはぎは、1個入り、2個入り、3個入り、4個入り、6個入りのパックがあり、1パック当たりの数が多いほど値段が安くなるという仕組みはスーパーならでは。スーパーで販売されているだけに、包装はチープなので手土産としては良いが、贈答には向かないのが難点である。
 おはぎのパックを手に取りあけてみると、煮小豆特有のほんのりと心地よい香りが漂ってくる。口に含むと、驚くほどシットリと瑞々しい。粒餡なだけに、小豆の本来の香りがしっかりと感じられる。甘さも絶妙で、甘いものが苦手な人でもいくらでも食べられるほど美味しい。ちなみに、粒餡だけでも販売されているので、こちらもお勧めである。粒餡は、1回分毎に小分けにパックして冷凍するのがお勧め。そして、食べる前日に冷蔵庫に移して解凍し、食パンにのせて小倉トーストとして食べるともう最高である。小倉トースト好きである僕は、これまで日本全国の小豆の粒餡や餡(小豆)バターなどいろいろ取り寄せて試してみたが、「ダイイチ」の粒餡こそ、コスパも含めて最高だと思う。(2022年4月追加)

【ダイイチ札幌・八軒店】 
西区八軒10条東5丁目
電話番号:011-708-4567
定休日:不定休
営業時間:10時〜23時
予算:おはぎ148円(税別・1個入りパック)、粒餡110円/100g
アクセス:地下鉄南北線・北24条駅1番出口を出て右側へ。100円ショップ「キャン・ドゥ」、「札幌サンプラザ」、「スーパーアークス北24条店」、「マクドナルド南新川店」を過ぎると左角にある。北24条駅から徒歩15分
最寄りのランドマーク:マクドナルド南新川店
お勧めポイント:北海道ナンバーワンのおはぎ

北24条通と石山通が交差する・・・ ココが八軒店です! 1個入りパックの値段は148円(税別)です 2個入りパックの値段は(税別278円)、1個1パックの値段よりも安くなっています。スーパーで販売されているせいか、1パック当たりの個数が多いほど値段が安くなっています これがダイイチのおはぎ 断面(ご飯の半殺し状態も絶妙) おはぎの粒餡だけも販売されている。1回分毎に小分けにパックして冷凍するのがお勧め。そして、食べる前日に冷蔵庫に移して解凍し、食パンにのせて小倉トーストとして食べるともう最高