天香回味 銀座中央通り店、台湾海鮮

 中国式しゃぶしゃぶの“火鍋”は、大きく分けて台湾式や四川式、日本に近い北京式など地域ごとにいろいろある。最近では鍋を2つに仕切って一方に塩味で薬膳風味の“白湯”、もう一方に辛くて赤い“麻辣湯”が入っているダブルスープタイプが一般的。日本では中国最大級の火鍋専門チェーン店「小肥羊」が有名だが、僕は台湾のお茶会社が経営するこのモンゴル式火鍋店の方が好み。しかし、モンゴル式とうたっているにもかかわらず、この店の通常肉は羊ではなく、豚か牛肉なのは不思議に思えるが、これは日本人の好みに合わせたものと勝手に推察。しゃぶしゃぶとは言っても、北京式のようなタレがあるわけではない。スー プ自体に濃いめの味付けがされているので、具とスープを一緒にお椀にすくって食べる。白湯:麻辣湯2:1の割合で食べるのがお勧めということだが、これは各自好みで変えればいい。基本的に具は辛い麻辣湯に入れて加熱するのがお勧め。なぜなら、辛い麻辣湯の方がクミンが効いており、スープカレーの様に後を引くからいいのである。ところで、最初のスープには味が付いているが、追加されるスープには味が付いていないのでご注意を。今回の取材エリアの中に、同店 舗はこの店も含めて6店舗。銀座エリアなら、銀座Velvia館にある銀座店(03-5524-7767)より、この中央通り店の方が席の間隔が広くて良い。個室を利用するなら、赤坂別館(03-5575-2314)の方が高級感があって良いのだそうだ。この他、日本橋本店(03-5255-7255)、赤坂店(03-5114-5789)、六本木店(03-5413-4567)などがある。もしも火鍋と小籠包の両方を一緒に食べたいという方は、東銀座ADK松竹スクエア内にある「台湾海鮮(03-3544-1717)」がお勧め。

中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE 9階   
電話:03-5537-2227
定休日:無休
営業時間:月曜~金曜11時~14時半、17時~21時40分(土日・祝日は20時40分まで)
予算:土日・祝日限定の薬膳火鍋ランチ2500円、薬膳鍋コース5250円、6500円、8000円
アクセス:東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線)銀座駅A3番出口を出て、銀座中央通りを新橋方面に進む。「松坂屋」を通り、「銀座ライオン」の信号を左折し、その裏通りを右折するとすぐ右。東京メトロ銀座駅(4丁目交差点)から徒歩4分。

最寄りのランドマーク:銀座ライオン7丁目ビル

お勧めポイント:薬膳テイストの中毒性の辛鍋