烈志笑魚油 麺香房 三く

 福島エリアにある人気の煮干しラーメン店。「煮干しラーメン」には「鬼煮干し」などといった煮干しのエグ味を敢えて強調する店と、程よく使って洗練された店とがあるが、この店はどちらかと言えば洗練された方に入るだろう。「三く」という店名にちなんで、開店時間も39分、夜の時間帯には1時間に一度39分にコーヒーゼリーのサービスがある。
 まずは店の前にできた行列に並び、順番を待つ。30分ほどで入店すると、店の中央には、コの字型の大きなオープンキッチンのカウンター席が。入口側にある自動券売機で食券を購入するためにメニューを見ると、この店の一番人気は魚介系の「かけラーメン」らしい。この他に、柚子風味の白醤油仕立ての「白壺ラーメン(全粒粉の中太麺)」やスッキリとした黒醤油仕立ての「黒壺ラーメン(平麺)」、さらに麺を選択できる「つけめん」などがあった。客の多くが食べていた「つけめん」の方が気になったが、初めてとなる今回は、この店の定番「かけラーメン」の肉増しバージョン「肉かけラーメン」をチョイス。
 まず最初に出てきたのは、突き出しならぬ「ワカメの酢の物」。続いてその時間がたまたま19時39分だったので、コーヒーゼリーのサービスが。出てきた「肉かけラーメン」は、厚めのチャーシューが5枚のった見事なビジュアルだ。チャーシューは脂身のあるバラ肉で、これは普通の美味しさだった。しかし、ブツ切りに切られた白ネギが何故か美味しい。
 スープは鶏ガラベースに、煮干しと和だしを加えたトリプルスープである。このスープが何とも言えず、クセになるような美味しさだ。麺は中細の縮れ麺で全くコシがない。このスープに合っていないわけではないが、僕はコシのあるストレート麺かモッチリとした極太平麺の方が合うように思う。なので、煮干しラーメンとしての完成度としてはもう一つ足りないような気がした。
 それにしても、この店の店員は愛想が良く、帰りに見送るなど、教育が十分行き届いている。また、店内は禁煙、携帯禁止なのもいい。(2016年2月追加)

大阪市福島区福島2-6-5 AKパレス1階  
電話番号:06-6451-4115
定休日:第2、第4日曜
営業時間:【月曜~土曜】11時39分~14時39分、18時39分~23時39分、【日曜・祝日】11時39分~14時39分
予算:かけラーメン(並)800円
アクセス:JR東西線、阪神・新福島駅の出入り口2番出口を出て反対方向へ向かう。浄正橋交差点を右折し、さらに一つ目の交差点を右折して「福島天満宮」、「花くじら」を過ぎ、「小池商店」と「株式会社 藤岡」の間の交差点を左折するとすぐ左側。新福島駅から徒歩4分
最寄りのランドマーク:浄正橋交差点、上天神交差点、福島天満宮、大阪上福島郵便局
お勧めポイント:福島エリアにある煮干し系の超人気ラーメン店

この日は土曜の夜の19時の訪問だったが、店の前にはこのような行列が。昼間だったら更に長い行列かも禁煙、携帯禁止、ヘッドホンでの音楽禁止ですメニューまずは店内にある自動券売機で食券を購入コの字型のオープンキッチンのカウンター席券売機横には棚があり、荷物を置けるようになっている七味をかけると美味しいらしい突き出しのワカメの酢の物サービスタイムのコーヒーゼリーのサービス水ではなく冷たいお茶コップがステンレス製なのにもこだわりを感じるこの店の定番「かけラーメン」の肉増しバージョン「肉かけラーメン」ぶつ切りの白ネギが美味しいほうれん草も入っていますスープは鶏白湯というよりやや混濁した程度煮干しが丸ごと入っていた麺は西山製麺の中細縮れ麺で、コシがない