大東園
比較的古くから博多にある有名焼肉店。中心部に本店と祇園亭の2店があり、今回は本店の方を訪問した。本店は焼肉店とは思えないくらい大箱の綺麗なビル。店内に入ると高い吹き抜けになっており、一見して、焼肉店と言うよりもデザイナーズレストランのような雰囲気。空調が完璧なのか、全く煙くない。1階にはテーブル席の他、カウンター席もある。ホームページを見ると、2階と4階には大人数にも対応できる部屋があるようだ。
席に着き、まずは生ビールと「キムチ盛り合わせ」を注文。メニューを見ると、肉の種類はかなり豊富だ。また、肉はハーフサイズもあって1人飯にも親切である。ホルモンはどれも僕好みではなかったが、豚の軟骨「ウルテ」だけは、細かく包丁が入っていて、独特の食感が美味しかった。和牛では、「ブリスケ」と「ミスジスライス」が、特に旨味があってお勧めである。「ヒレ」も美味しかったが、中心部の超高級希少部位「シャトーブリアン」などもあった。馬肉を使った「とろろユッケ」は、ハズレのない美味しさで、牡蠣と葱のチヂミである「クルパジョン」は、表面がカリッと、中の葱がフワッとしていて旨い。「アワビ粥」は、細かく切ったアワビが僅かしか入っていなかったが、粥はトロッと滑らかで、肝の風味が美味しい。これで大ぶりのアワビが入っていたなら、釜山で食べたアワビ粥専門店よりも美味しいかも。「ケジャン」は事前の予約が必要。また、「サムゲタン」もサッパリと上品で旨い。締めは、やはり「ユッケジャンクッパ」か「ユッケジャンスープ」。冷凍のテイクアウト品は辛さを選べないが、店内では「辛く」か「大辛」への変更も可能である。この店の「ユッケジャンスープ」には、干しゼンマイではなく、芋のツルが入っており、シャキシャキとした食感がとても良い。また、 冬には焼肉店では珍しい「焼き天然ふぐ」が味わえる。冷凍のテイクアウト品は、大東園の各店と天神の「岩田屋」地下食品売り場の他、下記オ ンラインショップからも購入できる。テイクアウトのお勧めは、「ユッケジャンスープ」と「アワビ粥」、そして「サムゲタン」の3つ。(2012年12月追加)
http://www.daitoenshop.com/
福岡市博多区上川端町1−1−1
電話番号:092-282-0055
定休日:無休
営業時間:11時半~24時
予算:ユッケジャンスープ1000円(ハーフ650円)、ブリスケ800円、ミスジスライス1800円、とろろユッケ(馬肉)1400円、天然ふぐ1050円、サムゲタン(丸鶏)2400円
アクセス:地下鉄空港線・祇園駅2番出口を出て、すぐに国体道路を右折。「M SQUWARE博多祇園」を過ぎ、しばらく進むと右側に見える。祇園駅より徒歩3分。
最寄りのランドマーク:M SQUWARE博多祇園
お勧めポイント:肉の種類が豊富な有名焼肉店