大勝軒
JR七飯駅前にあるラーメン店。「大勝軒」と言えば、既に店主が引退した“つけ麺”で有名な東池袋の「大勝軒 本店」や一時小樽で営業していた「大勝軒 小樽店」などを思い浮かべるかもしれないが、この店の店主は「大勝軒」という名前が同じながら非なる豚骨煮干し醤油ラーメンで有名な「永福町大勝軒」出身のようだ。先ずは入り口にある券売機で食券を購入。メニューは実にシンプルで、基本的には醤油味の「中華麺」と、これをベースにした「生卵入麺」と「ワンタン麺」の計3種類である。さらに、麺のボリュームは1玉、1.5玉、2玉から選択できる。
清潔感のある店内では坊主頭の店主が1人で奮闘していた。カウンター席の他テーブル席が2つある。この店の特徴である煮干しの風味のスープは、完成度が高く美味しい。しかしながら、“旨い!”とインパクトのある現代風の味ではなく、どこかしら昭和の東京ラーメンを感じる懐かしいスープなのである。麺は旭川ラーメンと同じ中細縮れ麺で、コシがなくあまり良くない。モモ肉を使用したチャーシューも普通であるが、メンマは割と美味しい。「永福町大勝軒」系のラーメンに特徴的な柚子皮は、僕が行った時には入っていなかったが、これは時期によって変わるようだ。ワンタンにはほとんど具が入っておらず、ほぼトロトロの皮を食べているよう。なので、「ワンタン麺」はお勧めできないが、「生卵」のトッピングは追加した方が良いと思う。まずは麺の半分ほどをそのまま食べ、後半に生卵を溶いて食べるとスープがマイルドになって更に美味しく感じられる。ちなみに、今年の6月から閉店時間が早まり、15時までとなった。(2013年7月追加)
亀田郡七飯町本町3-18-27
電話番号:0138-65-8930
定休日:月曜、木曜
営業時間:11時〜15時
予算:生卵入麺(1玉)600円
アクセス:JR七飯駅前。JR七飯駅から徒歩1分。
最寄りのランドマーク:JR七飯駅
お勧めポイント:サッパリとした魚介系スープが美味しい醤油ラーメン