カリー小屋

 ニセコで人気のスープカレー店。倶知安・ニセコエリアには多くのカレー店があるが、このエリアで食べるならこの店が1番のお勧め。階段を上って店内に入ると、カウンター席の他に4人掛けテーブル席が2つしかなく、外観から想像した広さよりもずっと狭めである。それもそのはず、大きい茶色いロッジ風の建物と手前の白い2つの建物はオーナーが経営する「アルバータロッジ」という犬と宿泊できる宿泊施設で、端にあるクリーム色の小さな建物の2階だけがカレー店なのである。店内にはジャズピアノが流れ、明るいカントリー調のインテリアで、窓からは雄大な羊蹄山の姿を眺めることができる。
 この店のスープカレーは「スパイシーカリー」と「タイ風カリー」の2種類あるが、「タイ風カリー」は繁忙期の8月以外はやっていない日が多い。また、トッピングの具材は揚げ物が多いが、この店の油は脂肪の付きにくい油を使用しているという。店主は四国出身なのだろうか?トッピングメニューには何故か「じゃこ天」や「じゃこカツ」、「磯辺ちくわカツ」、「小河豚(フグ)」などがある。「じゃこ天」は日によって「じゃこ天(黒)」か「特上天(白)」のいずれか、「じゃこカツ」は日によって「プレーン味」か「カレー味」に変わる。特に、サクッと柔らかな「じゃこカツ」はスープカレーの必須アイテムである。僕としては「プレーン」の方が美味しく感じられた。
 スープカリーはグツグツと沸騰した状態で出てくる。ご飯はサフランライスで、野菜の具材は通常のスープカレー店に比べるとどれも小振り。さらにスープも少なめなので、大盛りにした方が良いかも。「スパイシーカリー」のスープはクミンやターメリックなどの程良いホールスパイス感があり、コクもあってスープカレーとしてはなかなか美味しい。3辛が中辛くらいなので、できれば3辛以上で頂きたい(4辛がお勧め)。中でも、レギュラーメニューにない「和牛の牛すじカレー」は、滅多にお目にかかれない逸品で、臭みのないトロトロの牛スジがとても美味しい。
 店内では常温保存のレトルトカレー「ニセコスープカリー」も販売されている。「チキン」と「ポーク」があるが、今回は「ポーク」の方を試してみた。そのまま食べるとスープは店で食べるよりもかなり甘めだ。なので、付いてきた辛みパウダーを加えて食べたが、結果としてはレトルトカレーと考えればかなり良かった。ちなみに、この店ではお子様用のカレーはないのでご注意を。(2014年8月追加) 
http://www4.ocn.ne.jp/~niseko/index.html

倶知安町ニセコ高原ヒラフ山田74  
電話番号:0136-23-3688
定休日:不定休(要確認)
営業時間:11時半〜15時頃(売り切れ次第終了)
予算:スパイシーカリー・チキン野菜1180円、じゃこカツ220円
アクセス:JR倶知安駅から車で10分
最寄りのランドマーク:343号と631号の交差点の近く
お勧めポイント:ニセコエリアナンバーワンのスープカレー店

スパイシーカリー・チキン野菜とじゃこカツ(プレーン味)のトッピング

スープが沸騰しています(そう見えるかな?)

スープのアップ

じゃこカツ(プレーン味)オンザライス

じゃこカツ(プレーン味)の断面

スパイシーカリー・和牛牛すじ野菜とじゃこカツ(カリー味)、 磯辺ちくわカツのトッピング

和牛牛スジのアップ

じゃこカツ(カリー味)と磯辺ちくわカツのオンザライス

じゃこカツ(カレー味)の断面だが差が分かるかな?

スプーンに適量のライスと切った磯辺ちくわを載せ、スープをすくって食す

ホットチャイもなかなかいける