京の米料亭 八代目儀兵衛
うどんで有名な岡崎の 「山元麺蔵(→ 京都グルメバイブル・うどんの頁を参照)」 と並び、今京都で最も行列ができる日本料理店である。いや、日本料理店というよりも“飯屋”と言った方がしっくりくるかも知れない。というのも、名物の土鍋で炊かれた銀シャリ以外は普通だからである。なので、わざわざディナータイムに行くほどではなく、1つ星はあくまでもランチタイムだけの評価なのでご注意を。この京都店の他、東京銀座にも店がある。
ある日八坂神社界隈を歩いていると、店の前に行列が・・・。気になったので聞いてみると、炊きたての銀シャリが美味しい店だという。行列に並ぶと1時間以上待たなければならないというので、後日予約して改めて伺うことに。電話で予約したいと告げると、ランチタイムの予約は最初の1回転目のみ可能であるという。しかも、オープン10分前の10時50分に店の前にいなければ自動的にキャンセルになるとのこと。
15分前に到着すると既に予約客の長い行列が。店員に予約していることを告げると、店の前に置かれている順番待ち名簿に名前があるかどうか確認してほしいと言われ、確認してあることを告げる。すると、メニューを渡されて注文をとられる。一番人気は「京のもち豚ロース照り焼き御膳」と「季節のお造り銀シャリ御膳」だが、今回は一番高く品数が最も多い「儀兵衛の三色御膳」をオーダー。開店時間となり店内に入ると、1階はカウンター席のみ。2階は窓際にカウンター席が、そして掘りごたつの小上がりとテーブル席が各1つずつあり、思ったよりも狭い店である。本日のご飯は、山形県産「夢ごこち」と長野県産「こしひかり」、宮崎産「ひのひかり」の3種ブレンド。
席についてしばらくすると、注文した「儀兵衛の三色御膳」が運ばれ、銀シャリはお替わり自由ですと告げられる。正直言って、焼き魚も天ぷらも、ちりめんじゃこもイマイチで、お造りだけは良かった。なので結論から言うと、「京のもち豚ロース照り焼き御膳」か「季節のお造り銀シャリ御膳」にランチ限定の「卵かけご飯・美山の子守歌」を追加して、2杯目を「卵かけご飯」で締めるというのがベストであろう。卵かけご飯専用の蜂蜜入り醤油は黒酢の様な独特のコクがあるが、少し甘く、これは好き嫌いが分かれる味だ。僕的には刺身に付いてきた醤油をかけた方が美味しく感じられた。(2014年7月追加)
東山区衹園町北側296
電話番号:075-708-8173
定休日:水曜
営業時間:11時〜14時半、18時〜21時
予算:京のもち豚ロース照り焼き御膳1306円、季節のお造り銀シャリ御膳1593円、卵かけご飯・美山の子守歌185円
アクセス:阪急河原町駅の出入り口1を出て、四条通を鴨川・八坂神社方面に進む。「京都四條南座」、縄手通(大和大路通)、花見小路通を過ぎ、八坂神社前「祇園交差点」を左折するとすぐ左側。阪急河原町駅より徒歩8分。
最寄りのランドマーク:京都四條南座、八坂神社
開店前に店員が注文をとりにくる
店舗のガラス越しに土鍋がズラリと見える
1階のカウンター席
2階の窓際のカウンター席と掘りごたつの小上がり
儀兵衛の三色御膳
1杯目の銀シャリ
1杯目の銀シャリのアップ
焼き魚と天ぷら
季節のお造り
ちりめんじゃこ
香の物
味噌汁
おから
焼き海苔
卵かけご飯・美山の子守歌
2杯目はお焦げ入り銀シャリ
2杯目はお焦げ入り銀シャリのアップ
卵かけご飯