ブラン・ピエール

 

 京都御所の近くにある人気のフレンチ店。店内は天井がロフトのようになったモダンなインテリアで、入口を入って左側にオープンキッチンのカウンター席が、右側にテーブル席がある。奥はガラス張りになっており、土蔵をバックに桜が咲いていてとても美しかった。また、トイレは庭に面しており、一度ダイニングの外に出て、外の空気を感じてから入るという日本家屋のトイレ。このような坪庭に面したタイプのトイレは 「祇園 さヽ木(→ 京都グルメバイブル・日本料理店の頁を参照)」 や 「蕎麦屋 にこら(→ 京都グルメバイブル・蕎麦の頁を参照)」 など、町家スタイルの京都の飲食店で見られるが、古き良き日本家屋の趣を感じさせるので、外人受けしそうだ。
 ランチは、料理が選べる「プリフィクスコース(2000円、3200円)」と、フォアグラ料理が付いたお任せの「スペシャルコース(4500円)」の3コースからなるが、今回は3200円のコースをチョイス。このコースは、アミューズ、前菜、スープ、メイン2品、コーヒー又は紅茶からなり、デザートは別料金で+300円。ディナータイムには、要予約で「ブイヤベースセット」があるところを見ると、この店のシェフは南フランスで修行したのであろうか?
 調理はシェフを含めた2人の料理人だけで行っているが、この日のランチタイムは満席状態であるにもかかわらず、料理は淀みなく出された。料理は装飾的な派手さは一切無いが、どの料理もソースは軽めで火の通し方も良く、素材の味を上手く引き出していた。
 とても小さなレストランであるが、雰囲気やサービスも含めてなかなか良い店である。ちなみに、貸し切りのパーティープランもあるそうなので、結婚式などの2次会にも使えるかも。(2014年5月追加)

中京区御幸町夷川上ル松本町577  
電話番号:075-231-8550
定休日:火曜
営業時間:11時半〜14時、17時半〜21時半
予算:【ランチ】2000円、3200円、4500円、【ディナー】4200円、5000円、6800円、8000円
アクセス:地下鉄烏丸線・丸太町駅7番出口を出て烏丸通を左へ。初めの信号(角に「なか卯」がある)を左折して夷川通を進む。「家具の川上」、「豆政」、「櫻井唐木本店」を過ぎ、「ノグチ精肉」と「OKUMOTO 」を過ぎた交差点を左折するとすぐ右側のマンションの1階。丸太町駅から徒歩10分。
最寄りのランドマーク:夷川通と御幸町通の交差点
お勧めポイント:コスパの良い良質のフレンチ

箸もあります

アミューズ(突き出し)

2種類のパンにリエットを添えて

炙りサバのマリネ じゃがいもとアンチョビのサラダ

本日スープ

本日の魚料理

フランス産ひな鶏のロースト ソース ディアヴル

本日のデザート

エスプレッソ