シュバルツバルト
弘前城の石垣が改修されるため、堀に映る桜は今年から10年間見納めになるということを聞きつけての今回の弘前訪問。その際に訪れた弘前市郊外の大鰐温泉にあるデザート専門店である。店名の「シュバルツバルト」とはドイツ語で黒い森という意味だが、店内に白鳥城・ノイシュヴァインシュタイン城の写真があるところを見ると、この店のデザートはドイツ風なのだろうか?白い壁が印象的な店内にはクラシック音楽が流れ、天井が高く、まるでヨーロッパの教会や山荘にいるような雰囲気である。テーブル席は5つのみしかなく、4名用が4つと2名用が1つ。もちろん、客のほとんどは女性客である。
メニューを見ると、デザートの盛り合わせが5種類しかなく、専門店のわりには意外と品数が少ない。中でも、何と言っても僕がお勧めしたいのは「クレームアンジュ フランボワーズソース」。フワッとしたフレッシュクリームチーズの食感が最高で、甘さも絶妙。また、フランボワーズソースとの相性も抜群で、男性客でも美味しい!!と思えるライトな味である。この日はこの他に「シュバルツバルダー キッシュトッルテ ピスタチオのアイスクリーム添え」や「萌葱色(もえぎいろ)の散歩道」も頂いたが、やはり「クレームアンジュ フランボワーズソース」が断トツ良かった。
「シュバルツバルダー キッシュトッルテ ピスタチオのアイスクリーム添え」は、黒い(森の)チェリーケーキにピスタチオのアイスクリーム添えられたもので、重くしっとり感に欠ける。「萌葱色(もえぎいろ)の散歩道」は、ベイクドチーズケーキにキウイのパルフェを添えたものであるが、ベイクドチーズケーキはコクがあって良かったが、キウイのパルフェは今一つ。意外にも、ペーパーフィルターでいれられた中煎りの「モカ・・(詳細は忘れた)」と深煎りの「・・(ブレンドではない何か)」の2つのホットコーヒーが美味しかったことをつけ加えておきたい。
近くに線路があるため、時々通る貨物列車の音がするのと、冷房は見当たらないが、夏季は暑い?というのが少し気になった。ちなみに、“写真撮影をご遠慮ください”というひっそり張られた掲示に気がついたのは撮影後であったので、今回はごめんなさい。もちろん店内は禁煙である。(2014年4月追加)
南津軽郡大鰐町字川辺5-28
電話番号:0172-48-2895
定休日:火曜、第3水曜
営業時間:11時~18時
予算:クレームアンジュ フランボワーズソース890円
アクセス:JR大鰐温泉駅、弘南鉄道・大鰐駅から徒歩3分
最寄りのランドマーク:JR大鰐温泉駅、弘南鉄道・大鰐駅
お勧めポイント:山荘のような見事な建物の中で頂けるデザート専門店