十和田市現代美術館
十和田市にあるモダンアートをテーマにした美術館である。モダンアートと言えば、パリの「ポンピドゥーセンター」が世界的にも有名である。実際、両美術館を見てみると、規模こそ全く比較にならないものの、この美術館はコンパクトながらも実に上手くまとめられて面白い。
先ず目についたのは、白い建物の壁に描かれている巨大なイラスト。これは青森県弘前市出身のポップアート作家・奈良美智の作品。さらに、正面玄関前にある花でデコレーションされたカラフルな馬の像も目立つ。これは韓国を代表するアーティスト・チェ・ジョンファの作品。この他に、周辺の建物や広場にも奇妙で面白いアート作品が立ち並ぶ。加えて、特筆すべきは、地方の施設とは思えないような従業員のサービスである。一体どこが運営しているだろうか?と思うくらい一流ホテル並みに洗練され、かつホスピタリティあふれる接客対応である。
館内は写真撮影が禁止なため、今回の写真は屋外にあるアート作品しか掲載できなかったが、詳しくはホームページから見てみてほしい。僕のオススメ作品は、 ずばり、オーストラリアの作家・ロン・ミュエクの「スタンディング・ウーマン」と栗林 隆の「ザンプランド」の2点。4mもの高さの巨大な白人のおばさん像「スタンディング・ウーマン」は、まるで生きているかのような圧倒的な迫力がある。 そして、「ザンプランド」は、無機質な白いテーブルに上って穴から階上の世界を覗きみると、アザラシが見ている有機で意外な世界に感嘆するであろう。(2015年5月追加)
http://towadaartcenter.com/web/collection.html
十和田市西二番町10-9
電話番号:0176-20-1127
定休日:月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日)
営業時間:9時~16時半
予算:1000円(企画展によって値段が異なるが、高校生以下は無料)
アクセス:JR八戸駅から車で1時間くらい
最寄りのランドマーク:十和田市役所
お勧めポイント:現代アートが身近に感じられる美術館
正面玄関前にあるチェ・ジョンファの「フラワー・ホース」
「フラワー・ホース」と奈良美智のイラスト
奈良美智のイラスト「夜露死苦ガール2012」
巨大なアリのオブジェは椿 昇の作品「アッタ」
マシュマロマンの家のような作品は、エルヴィン・ヴルム(オーストリア)の「ファット・ハウス」という作品
白珊瑚のような作品は、R&Sie(n)(フランス)の「ヒプノティック・チェンバー」という作品
アリスインワンダーランドの様な作品は、草間彌生の「愛はとこしえ十和田でうたう」という作品
ジブリ作品に出てきそうな像は、インゲス・イデー(ドイツ)の「ゴースト」という作品
中のエントランスの床も作品になっている
自動券売機で入場券を購入する
写真撮影は禁止です
レストランも作品の一つ
メニュー
レストランに併設されたショップ