宮城一撰ずんだ淡餅“寸゛ZUN”

 “ずんだ餅”と言えば、ついた餅の上に「ずんだ(枝豆)」の餡がのった仙台を代表するお菓子だが、美味しいが素朴すぎて、どうも洗練した美味しさが感じられない。関連した商品である「ずんだどら焼き」や「ずんだ餡の冷凍大福」などのずんだ商品をいろいろ試してみたが、これまでお勧めできるほどのレベルでのものはなかった。今回、仙台空港の売店で新発売された冷凍菓子「ずんだ淡餅“寸゛ZUN”」を見つけ、購入してみた。箱を開けると、餅一つ一つがパッケージされており、半透明の餅の中に淡い緑色が透けて見える。一見すると“ずんだ餡”が入った水饅頭のようにも見えるが、水饅頭よりも粘り気があって柔らかく、プニュっとした食感がいい。中に入っている餡もトロッとしていて、時間差で口の中に広がる。甘さも丁度良く、いくらでも食べられそうな美味しいお菓子だ。
 解凍後は要冷蔵で3日間保つので、仙台土産としては「萩の月」を上回るベストアイテムである。宮城県栗原市の「欧風菓子&石釜パン工房 PALETTE」という店が作っているらしく、仙台空港売店や仙台駅地下のS-PAL店などの他、下記アドレスからもオンライン購入できる。(2013年12月追加)
http://www.palette-b.co.jp/zun.html