さっぽろルーカレー NAGAMIYA
札幌医大の近くにあるルーカレー専門店。以前も別な頁で述べたが、「ルーカレー」とは「スープカレー」に対する用語であり、一般に通用するのはスープカレーが幅をきかせる北海道だけである。愛知県生まれの日本最大のカレーチェーン店「CoCo壱番屋」でさえ、北海道の店舗ではスープカレーメニューを載せているほど北海道での影響力は強いのだ。その中にあって、あえてこの店ではスープカレーを出していないのである。
店内に入ると、明るくとても清潔感があっていい。入ってすぐ正面に大きなコの字型のオープンキッチンのカウンター席があり、そして右側にはテーブル席がある。まずは自動券売機で食券を購入。この店の券売機はタッチパネル式の最新型だ。メニューを見ると、レギュラーメニューには辛口の「スパイシーチキンカレー」と中辛の「さっぽろラムカレー」、甘口の「北海道産仔牛の欧風カレー」の3種類があり、それぞれ辛さが決まっている。また、「さっぽろラムカレー」だけは、土日・祝日50食の限定品となっている。この他に、季節のカレーとして現在は辛口の「夏の激辛豚カレー」もある。ライスは「小(200g)」、「中(250g)」、「大(350g)」、「特盛(450g)」の4サイズから選べるが、値段は変わらず良心的である。
カレーを注文すると、幾つかの無料トッピングメニューの中から2つを選ぶことができるが、僕のお勧めは「ポテトサラダ」と「ゴボウ」である。また、レギュラーカレーは何故か大きめのカップに入れられ、受け皿にこぼれるように盛りつけられている。一緒に紙コースターが付いてくるが、これは後で皿にこぼれたカレーをすくい取るときにカップを置いておくためのもの。さらに、刻み生姜がのせられてくるが、これが必要かどうかは好み次第だ(僕は不要だと思うが・・・)。但し、カツをトッピングするとカップに盛られてこないのでご注意を。
この店は無添加、無化学調味料が売りということだが、どのカレーもホールスパイスによる自然なスパイシー感というには多少違和感を感じてしまう。なので、僕のお勧めは自然な辛さにより近い辛口の「スパイシーチキンカレー」のみ。甘口の「北海道産仔牛の欧風カレー」はデミグラスソースを使っているらしいが、中途半端でそれほど魅力を感じない。中辛の「さっぽろラムカレー」はラム肉が柔らかくて美味しいが、スパイシー感は今ひとつである。
ちなみに、カツをトッピングしたい場合は、豚の「とんかつ」よりも鶏の「ひと口チキンカツ」の方がサッパリとしてお勧めだ。(2015年8月追加)
中央区南1条西13丁目4-62 ペストール南大通1階
電話番号:011-231-4131
定休日:水曜
営業時間:11時半~15時、17時〜21時半
予算:スパイシーチキンカレー790円
アクセス:地下鉄東西線・西18丁目駅の5番出口を出て大通を右へ。ローソン、北海道信用保証協会を過ぎ、2つ目のローソンとモスバーガーのある交差点を右折するとすぐ左側。西18丁目駅から徒歩6分
最寄りのランドマーク:北海道信用保証協会
お勧めポイント:道産食材を使ったスパイシーなルーカレー
コの字型のオープンキッチンのカウンター席
入口には自動券売機が置かれている
タッチパネル式の最新型です
テーブル席からカウンター席を見たところ
レギュラーカレーのメニュー
トッピングメニューには無料と有料があります
辛さはカレーによって決まっているので、辛さはこのチリパウダーで調整するみたいです
辛口の「スパイシーチキンカレー」はホールスパイス感があっていい
このようにカップにこぼれんばかりに盛られて出てきます。上に刻み生姜がのっています
この日の無料トッピングは「ポテトサラダ」と「フライドオニオン」をチョイス。細切りキャベツは必ず付いてきます
中辛の「さっぽろラムカレー」
「さっぽろラムカレー」のラム肉は柔らかくて最高に美味しい
この日の無料トッピングは「ポテトサラダ」と「味付け玉子」
カップの中のルーがなくなったら紙コースターに移動させ、皿にこぼれたルーをご飯にかける
甘口の「北海道産仔牛の欧風カレー」に300円の有料の「とんかつ」をトッピング。この日の無料トッピングは「ゴボウ」と「コーン」
辛口の「夏の激辛豚カレー」に有料の「ひと口チキンカツ」をトッピング。無料トッピングは「スライスアーモンド」と「おくら」