すし蓑

 仙台で僕が最も好きな寿司店。先ずは靴を脱いで上がると、店内はL字型のカウンター席と4人までの個室が1つある。この店は基本的におまかせのみ。以前は東京四谷の  「すし匠(→ 銀座グルメバイブル・寿司の頁を参照)」  や秋田の 「すし匠(→ その他日本の旨い店・秋田県の頁を参照)」  のように、つまみとつまみの間に寿司が出てくるというスタイルだった。最近訪れてみると、まずつまみが出て来て、その後に寿司が出るという通常の寿司店と同じスタイルになった。
 この店の特筆すべきは、店主の地物素材に対するこだわりとそれを調理するセンスである。江戸前スタイルの寿司はもちろん美味しいが、つまみも美味しいのである。特に、ネットリときめ細やかな自家製カラスミは是非味わって頂きたい。しかし、黙っていると、次々とつまみが出てくるので、寿司も楽しみたいがお腹には自信がないという方は、早めにつまみのストップを告げていただきたい。
 日本酒は地元の純米酒にこだわっており、この日は3種類あった。中でも「山和」は洗練した香りが素晴らしかった。今回の握りは鯛に煮山椒を挟んだり、〆鯖に梅肉を挟んだり、少しやり過ぎではないのかと思うミスマッチな寿司もあった。(2013年11月更新)

仙台市青葉区国分町2-12-19 第三協立ビル1階  
電話番号:022-714-7147
定休日:日曜
営業時間:17時半~23時半くらいまで
予算:お任せで15000円前後
アクセス:地下鉄南北線・勾当台通り駅南3出口を出て逆方向へ進み、「三越本館」と「三越常禅寺通り館」の間の小路を進む。「七十七銀行」を過ぎ、角にある「サンクス」を過ぎるとすぐ左側にある。
最寄りのランドマーク:仙台三越、七十七銀行一番町支店
お勧めポイント:つまみが豊富な仙台トップレベルの寿司店