カーン・ケバブ・ビリヤニ KHAN KEBAB BIRYANI
博品館ビルの6階にあるハラル対応の南インド料理専門店。日本にあるハラルフードレストランは、往々にして美味しいとは言えず、これまでグルメバイブルに掲載できた店はほとんどなかった。八重洲にある「ダバ・インディア(→ 銀座グルメバイブル・カレーの頁を参照)」も、同じ南インド料理の3つ星店であるが、ハラルフード対応はディナータイムのみなので、ハラルフードレストランの頁に入れても良いかどうかは微妙なところだ。
エレベーターで6階に上がると、すぐ正面に入口がある。入口横には日本語、英語、中国語で書かれた料理の看板が見える。確かに、店内にはインド人や白人の他、中国人らしき人たちもいる。入口から想像したよりもずっと店内は広く、満員となることがないのでは?と思えるほど。広めのテーブル席もあるが、通常は小さな2人用のテーブルなので、接待には向かない店である。
この日は一人飯ではなく新明先生と一緒だったので、まずは生ビール(プレミアムモルツ)とアテの「マサラカーシュナッツ」を注文。「マサラカーシュナッツ」は、揚げたカーシュナッツにマイルドなスパイスを絡めたもので、辛くはない。さらに、サービスの「南インドスープ」が出てきた。唐辛子入りのかなり酸味の強いスープである。パクチーや生姜、ニンニクなどが香り、味に深みがある。サラサラとしていて、まるでインド風味噌汁といった感じだ。
メニューを見てみると、ランチのセットメニューの他、目移りするほど豊富なアラカルトメニューがある。3種類ある「ドーサ(インド風クレープ)」のどれかを注文しようかと思ったが、30〜40分くらいはかかると言われて断念。この店の一番人気はビリヤニで、とくに「ラム ビリヤニ」がお勧め。ラムは骨付きで肉の部分は少ないが、軟らかくスパイシー。ビリヤニにはスターアニスなど様々な香辛料が入っており、食べ進めていくうちに、複雑な香りに加えて徐々にジンワリとした辛さが広がる。僕のお勧めカレーは、この店の名物「フィッシュヘッドカレー」と、シェフの創作カレーである「南インドチャティナド チキンカレー」、さらに、多彩なスパイスとマイルドなバランスが絶妙な「チキンコリアンダー カレー」。
ちなみに、この店の料理は全てテイクアウトできるので、お土産にも最適である。(2020年2月追加)
中央区銀座8丁目8−11 博品館6階
電話番号:03-6280-6242
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:11時~15時、17時~22時半
予算:南インドチャティナド チキンカレー1469円、フィッシュヘッドカレー1627円、ラム ビリヤニ1892円
アクセス:JR新橋駅・銀座口を出て信号を斜め右側へ渡る。「カラオケBIG ECHO」、「ファミリーマート」、「つるつる饂飩」を過ぎ、「新橋 玉木屋」の角を左折すると高速道路が見えるのでその先。JR新橋駅・銀座口から徒歩7分
最寄りのランドマーク:銀座中央通り、銀座8丁目交差点
お勧めポイント:ホールスパイスの効いたインパクトがある南インド料理が味わえる
エレベーターで6階に上がると、すぐ正面に入口がある
入口横には日本語、英語、中国語で書かれた料理の看板が見える。確かに、店内にはインド人や白人の他、中国人らしき人たちもいる
店内は入口から想像したよりもずっと広く、満員となることがないのではと思えるほど。広めのテーブル席もあるが、基本は小さな2人用のテーブルなので、接待には向かない店だ
この日は一人飯ではなく新明先生と一緒だったので、まずは生ビール(プレミアムモルツ)とアテの「マサラカーシュナッツ」を注文
「マサラカーシュナッツ」は、揚げたカーシュナッツにマイルドなスパイスを絡めたもので、辛くはない
さらに、サービスの「南インドスープ」が出てきた。唐辛子入りのかなり酸味の強いスープである。パクチーや生姜、ニンニクなどが香り、味に深みがある。サラサラとしていて、まるでインド風味噌汁といった感じだ
土日・祝日のスペシャルランチメニュー1
土日・祝日のスペシャルランチメニュー2
土日・祝日のスペシャルランチメニュー3
土日・祝日のスペシャルランチメニュー4
アラカルトのラムカレーメニュー
アラカルトの野菜カレーメニュー
アラカルトのチキンカレーメニュー
アラカルトのシーフードカレーメニュー
ビリヤニとキーマカレーのメニュー
タンドリー料理のメニュー
ケバブと前菜メニュー
タンドリーロティとナンのメニュー
スペシャルコースメニュー
一番人気はビリヤニ。とくにこの「ラム ビリヤニ」がいい
ラムは骨付きで肉で身の部分は少ないが、軟らかくスパイシーで美味しい。ビリヤニにはスターアニスなど様々な香辛料が入っているため、食べ進めていくうちに、更に複雑な香りと、徐々にジンワリとした辛さがやって来る。
この店名物である「フィッシュヘッドカレー」。魚の頭は揚げられているため、表面がカリッと中がシットリとしている。トマトベースのカレーなので一見マイルドのようだが、徐々に中辛以上の辛さが押し寄せてくる。魚自体美味しく、よくもこのカレーを考え出したものだと感心
この店のシェフの創作カレーである「南インド チャティナド チキンカレー」。ブラックペッパーやクミンと、最高レベルのホールスパイスが香る。マイルドでありながら、爽やかな酸味があり、食べ進めるにつれてスパイスの深みにはまってしまう傑作のカレーである