グリ GRIS
今、札幌で最も熱いグルメエリア・狸小路7〜9丁目にある創作中華料理店。特に、狸小路8丁目にはこの店の他に同じ創作中華料理が売りの「チムウォック」がある。両店とも2回にわたって取材したが、「チムウォック」は人気の「トロトロ牛すじ煮込みの麻婆豆腐」は美味しかったものの、総合的にはこの店の方が良かった。
ビルの名前が分からないほど古いビルの階段を上がると、1階のアンティーク店(オーナーらしい)の商品が階段に雑然と置かれ、廃墟のような雰囲気に大丈夫?と思ってしまう。しかしながら、店のドアを開けると、スタイリッシュでオシャレな昭和テイストのインテリアにビックリ。
入って右側にオープンキッチンの調理場があり、正面にカウンターのように長いテーブル席がある。さらに、左側にテーブル席が3つと奥に個室がある。この店は若い店主と奥さん(小野さん夫婦)の2人でやっており、店主は 「maruyama 檀(→ 札幌グルメバイブル・日本料理の頁を参照)」 のシェフを務めていた方である。メニューを見ると、本格的な中華と言うよりはむしろ、和のテイストを取り入れた創作中華である。
今回人気だったのは「鯛そぼろのせいろご飯」。2回とも売り切れで、食べることができなかった。食べた中で良かったのは、「塩の真鯛と新ごぼうとウドのカルパッチョ」、「グリの焼売」、「今日の春巻き」、「鶏だんごの甘酢あん」などであるが、デザート類はイマイチだった。
中華料理店というよりも中華居酒屋という位置づけの店なので、原則1人ワンドリンクを注文しなければならない。また、雰囲気を壊さないよう子供連れの場合は、個室を利用しなければならない。ちなみに、平日は15時から、休日は13 時から営業しているので、まだ明るいうちから飲むことができて便利。(2015年5月追加)
中央区南2条西8丁目5-4 FABcafeビル4階
電話番号:011-206-8448
定休日:火曜
営業時間:15時~22時、(日曜・祝日13時~20時)
定休日:火曜・第1月曜
予算:グリの焼売(1個)200円、今日の春巻き700円〜
アクセス:地下鉄南北線・すすきの駅2番出口を出て、サンクスの方へ信号を渡って進み、「資生館小学校」西角の信号を右折。2つ目の信号(狸小路の屋根のないところ)を左折するとすぐ左側。すすきの駅より徒歩10分
最寄りのランドマーク:資生館小学校、狸小路8丁目
お勧めポイント:明るいうちから飲める創作中華の店
アンティーク店の左にある入口から入ります
何のビルか分かりません
これが入口ですが、既に何か立てかけてあります
1階の階段を少し上って入口を振り返るとこんな感じです
2階部分は鉄板がたくさん立てかけてあって不思議な感じです
これが入口です。昭和テイストの縦模様のガラスが素敵です
右側にあるキッチンで働くご夫婦
入口正面にある長いテーブル席
左奥にあるテーブル席のテーブルは狭めです
窓のガラスも昭和テイスト。隙間風が入ってきます
針金で作られたオブジェのようなランプ
床は味わいのある木の板
日替わりの食事のメニュー
日替わりの食事のメニュー
レギュラーメニュー
ドリンクメニュー(生ビールはサッポロクラシックで、日本酒もあります)
ワインメニューには日本のものも
塩の真鯛と新ごぼうとウドのカルパッチョ
「今日の春巻き」。この日は海老とインゲン豆の食感が良かった
「今日の春巻き」。この日は筍とチャーシューだったかな?
「鶏だんごの甘酢あん」は美味しかったが、鶏だんごがもう少しフンワリしていれば最高なのだが
「江別産・島豚ヒレ肉と青梗菜・菜の花の豆豉炒め」も悪くない
「新冠産・三元豚の雲白肉」はイマイチ
「長いものポテトサラダ」は長芋が生かされているかどうか微妙
「フルーツトマトのタマゴ炒め」は玉子に火が入りすぎ
北海道産若鶏のパリパリロースト
砂肝わさび
「グリの焼売」はジューシーで美味しい
「豚チャーシューのせいろご飯」はほとんど日本料理
いちごとブルーチーズのミルフィーユ
ヘーゼルナッツのアイスクリーム
ピスタチオのプリン