ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ フレ
JR金沢駅構内にある金沢百番街は、金沢土産の専門店が集まる「あんと」とコンビニなどが入る「あんと西」、そしてファッション・雑貨・カフェの「Rinto」という3つのエリアに分かれている。この「ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ フレ」は、石川県立美術館内にあるカフェ「ル・ミュゼ・ドウ・アッシュKANAZAWA(→ その他日本の旨い店・金沢市を参照)」と同じく、有名パティシエ・辻口博啓(つじぐちひろのぶ)によるスイーツのテイクアウト店である。同じフロア内には、「YUKIZURI雪吊り(→ その他日本の旨い店・金沢市を参照)」や「金のシュークリーム(→ その他日本の旨い店・金沢市を参照)」、「オリジナル バウム(金のバウム・大麦バウム)」などを販売する「ル ミュゼ ドゥ アッシュ 百番街店」も入っており、いずれの店も朝から営業しているので、列車に乗る前に金沢土産を購入する際にとても重宝する。
店名のFrais(フレ)とは、フランス語で“新鮮”を意味し、この店では旬の新鮮な果実を用いたスイーツを販売している。僕のイチオシは、何と言っても店名にもなっている「ミュゼ」。とろけるようにミルキーなチョコムースと、中心のレモングラスが香るハチミツクリームとの相性が絶妙。甘さも程よく、チョコレートケーキとしてはほぼ100点満点の出来だ。その他のお勧めとしては、「セゾン・ド・ガトー」や「ピスターシュ」、「クラシック・ショコラ」など。「セゾン・ド・ガトー」とは、いわゆる季節のショートケーキ(この時はイチゴ)のことで、とにかく生クリームが洗練されていて秀逸。また、スポンジも玉子の風味がして美味しいが、きめ細やかさに欠けるのがちょっと残念。「ピスターシュ」は、濃厚で重層感のあるピスタチオの存在感が抜群で、ケーキ「オペラ」のピスタチオ版といった感じ。上に散らしたピスタチオやクランチ、フランボワーズジャムなども素晴らしいアクセントになっている。「クラシック・ショコラ」は、濃厚なカカオの香りが最高で、ドライな生地の食感と生クリームとの相性もいい。(2022年12月取材/2023年9月追加)
金沢市木ノ新保町1-1 JR金沢駅 金沢百番街あんと内
電話番号:076-234-1660
定休日:無休
営業時間:8時半〜20時
予算:ミュゼ594円
アクセス:JR金沢駅構内
最寄りのランドマーク:JR金沢駅
お勧めポイント:JR金沢駅内で有名パティシエ・辻口博啓のケーキが購入できる
JR金沢駅構内にある金沢百番街の「あんと」の中にあります
「あんと」のフロア内には、金沢土産の専門店が集まっています
この店の僕の一押しは、店名を冠した「ミュゼ」。「ミュゼ」の詳しい説明イラスト
これが実際の「ミュゼ」
とろけるようにミルキーなチョコムースと、中心のレモングラスが香るハチミツクリームとの相性が絶妙。甘さも程よく、チョコレートケーキとしてはほぼ100点満点の出来
「ピスターシュ」は、濃厚で重層感のあるピスタチオの存在感が抜群で、ケーキ「オペラ」のピスタチオ版といった感じ。上に散らしたピスタチオやクランチ、フランボワーズジャムなども素晴らしいアクセントになっている
「クラシック・ショコラ」は、濃厚なカカオの香りが最高で、ドライな生地の食感と生クリームとの相性もいい
「ルージュエノワール」。フランボワーズのソースとオペラを圧縮したような食感のアールグレイチョコケーキのバランスは良い。しかし、お勧めというほどではない
「フロマージュ クラッシック青山椒」。滑らかでコクがあり、塩味を感じる。柑橘系の様な青山椒とキャラメルが、味わいをかなり複雑にしている。評価が分かれる品
「セラヴィ」。ホワイトチョコムースはミルク感がなく、ラズベリーチョコムースともマッチしていない
「セラヴィ」の解説イラスト
実際の「セラヴィ」の断面
「モンブラン」。運ぶ途中で崩れてしまったのでそのまま試食。生クリームたっぷりな割に、栗の風味が弱い
「モンブラン」の下のベースはメレンゲなのでサクサク
「アンフレーズ」
イチゴのソースが強過ぎで、イチゴのムースも硬め。中心に入っている小豆とも合わない
「能登ミルクプリン」。そもそも食感が硬めで、僕好みではない。ミルクキャラメルクリーム、生クリーム、プリン、カラメルの4層仕立ての割には深みに欠ける