春一家 三代目 麵宿
味噌ラーメンで人気の 「麺屋 彩未(→ 札幌グルメバイブル・ラーメンの頁を参照) の斜め向かいにあるラーメン店。店内に入ると、1階の右側にはカウンター席、そして左側にはテーブル席があり、さらに2階にも客席がある。まずは券売機で食券を購入。
この店は自家製麺と濃厚スープにこだわりがあるらしく、22番の切刃で切られるという中太ストレートの玉子麵が美味しい。適度なコシと太さ、加水率も絶妙にいいのである。加えて、厚く切られたチャーシューも口の中でとろける。また、食べログで地図をプリントアウトすると「地黄卵のトロトロ味玉」の無料クーポン券が付いてくるが、この「味玉」も美味しいのである。
僕のお勧めは何と言っても、一番人気の「えびらーめん」と鶏白湯を使った昼限定10食の「極上の塩らーめん・極」。「えびらーめん」は、「かき揚げ」か「チャーシュー」のいずれかの具材を選べる。タマネギで作られた「かき揚げ」は合うには合うが、濃厚なスープがさらに油っぽくなってしまうので、僕的にはチャーシューの方が好みである。 「えびそば一幻(→ 札幌グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)、(→ 札幌グルメバイブル・新千歳空港の頁を参照)」 の「えびそば」に比べても、勝るとも劣らない濃厚で完成度の高い海老ラーメンである。「えびらーめん」だけでは物足りないと言う方は「えびふりかけご飯」を追加し、それに残ったスープを入れておじや風にして食すと満足度は更に増す。また、「極上の塩らーめん・極」は表面に赤いクコの実が浮かび、ネギは白髪ネギと青ネギのダブルネギ。やや味が濃めの鶏白湯スープであるが、コラーゲンと鶏の旨味は十分で美味しい。中太ストレート麵もこのスープによくマッチしている。このラーメンの具材であるコショウの効いた鶏チャーシューと豚バラ肉を使ったチャーシュー、メンマなどの脇役陣もいい。「えびらーめん」のつけ麺版「えび塩つけ麺」は、つけ麺らしく麵は全粒粉入り極太麺。海老串と海老満月、海老団子などの具材は面白いが、「えびらーめん」ほどの完成度はなく、「餃子」と共にお勧めできない。一方、「醤油らーめん」は鰹節を中心とした魚介系スープが香り、こちらもなかなか高いレベルだ。
唯一残念だったのは、「黒八味噌らーめん」、「春一味噌らーめん」、「辛味噌らーめん」の3種類の味噌系ラーメン。何故かこの味噌系だけはどれも旨味調味料が強めに感じられて後味が悪い。なので、味噌ラーメンだけは通りを挟んだ向かいの「麺屋 彩未」の方がお勧めだ。
ちなみに、平日ランチタイムには小ライスのサービスがあり、さらに髪留めや紙エプロンなどのサービスも。従業員の対応が実に良く、帰りの挨拶も含めて、味、サービス共に素晴らしい店である。(2014年8月追加)
豊平区美園11条6−1
電話番号:011-822-3344
定休日:不定休(電話で要確認)
営業時間:【平日】11時〜15時、17時〜21時、【土日・祝日】11時〜21時
予算:えびらーめん810円、極上の塩らーめん・極860円
アクセス:地下鉄東豊線・美園駅1番出口(美園郵便局)を出て左方向へ進む。200mほど進むと右側に大きな空き地(駐車場)が見えるので、その先。美園駅から徒歩3分。
最寄りのランドマーク:地下鉄東豊線・美園駅、美園郵便局
お勧めポイント:コシのある自家製麺とトロトロの厚切りチャーシューが美味しい人気ラーメン店
えびらーめん (味玉トッピング)
えびふりかけご飯
えびふりかけご飯にスープを投入したところ
えび塩つけ麺
えび塩つけ麺のつけ汁
えび塩つけ麺の極太麺と具材(左から海老串、海老団子、海老満月)
締めのスープ割り
極上の塩らーめん・極(味玉トッピング)
醤油らーめん
黒八味噌らーめん