立佞武多の館
(たちねぷたのやかた)
五所川原市の観光名所 「立佞武多の館(→ その他日本の旨い店・青森県の頁を参照)」 の斜め向かいのビルにあるラーメン店。店内に入ると、左側に5席のカウンター席、右側に4名用のテーブル席が2つだけの小さな店だ。土曜日の昼には、開店直後から行列ができるほどの人気店である。
メニューを見ると、人気の「蛤そば」の他、「鶏そば」や「中華そば」、「背脂中華」、さらに青森の夏の名物という「中華ざる」の5種類がある。「中華そば」と「背脂中華そば」、「中華ざる」は醤油味だが、「蛤そば」と「鶏そば」には、醤油の他に塩もある。
お勧めは、「鶏そば」とこの店の名物「蛤そば」で、必ずトロトロの味玉を付けて欲しい。「鶏そば」には鶏油(チーユ)と柚子皮が入っており、後味がスッキリとした現代的な中華そばに仕上がっている。「蛤そば」は蛤のエキスが濃厚で、「鶏そば」とはまた違った深い味わいがあっていい。両者とも麺は中細のストレート麺で、こちらは可もなく不可もなしといった感じだが、これらのスープには合っていると思う。「中華そば」と「背脂中華」は、青森らしい煮干しが香るベーシックなラーメンである。「中華そば」と「背脂中華」の麺は中細縮れ麺で、これはあまり良くない。スープは美味しいだけに多少残念な気がする。しかし、全体的なレベルは高く、「立佞武多の館」を訪れた際には、ぜひ一度食べてみて欲しい店だ。(2016年9月追加)
http://www.tachineputa.jp/pavilion/index.html
五所川原市大町501-2 トカトントンスクエア1階
電話番号:0173-33-6338
定休日:日曜・祝日
営業時間:11時~15時、17時半~20時
予算:蛤そば・味玉1000円、鶏そば・味玉800円
アクセス:JR五所川原駅から直進して、交差点の左角。JR五所川原駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:立佞武多の館
お勧めポイント:地方店とは思えない洗練されたラーメンが食べられる
この大きな建物です
入口を入り、自動券売機で入場券を購入してはいると
中はこんな感じで、下から立佞武多を眺めることができる
外が見えるエレベーターで4階に向かう
今度は上から立佞武多を眺める
間近で見ると、巨大な立佞武多の傘はまるで花火ののよう
螺旋状の通路を降りていくと、観覧席がある
向かいにある壁はスクリーンになっていて、30分ごとにこのような立佞武多の映画を上映している
「立佞武多祭り」の時にはここの扉が開き、ここに展示されている立佞武多が出陣する
通路の最後には地元出身の「吉 幾三」さんの等身大写真があり、彼が毎年参加している立佞武多祭りの時の映像が流されている