Rimo
JR呼人駅近くの国道39号線沿いにある人気のジェラート店。この店はかなり以前からこの場所にあり、10年以上前に何度か食べたことがあるが、その頃のジェラートといえば、地方によくある垢抜けないアイスクリームという感じだった。確か、その頃には中標津にも支店があって、そちらでも何回か食べた記憶がある。
いつ頃からか分からないが、最近この店が本格的なイタリアンジェラート店に生まれ変わったという情報を聞きつけ、今回再取材となった。ネットによると、イタリアCARPIGIANI社製のジェラートマシンを使用しているという。この機械はショートケーキの生クリームのように滑らかなジェラートを作ることができ、札幌の 「BARNES(→ 札幌グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」 でも使われているらしい。
店の前には広めの駐車場があり、そして後ろには深い緑の森が広がる。同じ敷地内の並びに、ミラノで流行っているイタリアン揚げピザ(パンツェロッティ PANZEROTTI)の専門店があり、両店の間にある芝生席や店の前のウッドデッキでもアイスを食べることができる。木の温もりを感じる店内に入ると、 左にイートインスペースとお土産用冷凍アイスのフリーザーがあり、正面右側にジェラートの入ったショーケースがある。まずは、ショーケース右横にあるレジでお金を払ってプラスチックの食券を受け取る。そして、それをショーケース前の店員に渡して食べたいジェラートを告げる。以前に比べるとメニューが大幅に増え、しかもジェラートのディスプレイも含めてかなり洗練されたものとなった。もしかすると、機械を買い換えただけでなく、ジェラート職人も変わったのかもしれない。しかしながら、ホームページを見ると、創業時からあった「またたび」や「ハスカップ」などの地物フレーバーは今も残されているようだ。
メニューは日替わりでジェラートが7〜8種類、ソルベ(シャーベット)が2〜3種類並ぶ。さらに、夏季限定の「ソフトクリーム」が1種類ある。僕の一押しジェラートは、「アールグレイ」と「ピスタチオ」、「チョコミント」の3つ。「アールグレイ」には茶葉の粉末が練り込まれており、香りも十分で上出来。「ピスタチオ」は、ピスタチオのリッチな濃厚さをミルクの爽やかな甘さが優しく包み込んでいる。「チョコミント」は、ミント系アイスが好きでない僕でも思わず美味しいと感じてしまう逸品だ。基本的に「ソルベ」はあまりお勧めではないが、もしも食べるなら「マンゴーソルベ」がいい。「ソフトクリーム」は、前述の「BARNES」を彷彿させる最高に滑らかなホイップクリームのようなソフト。イタリアCARPIGIANI社製のジェラートマシンのポテンシャルを体感するには最適の一品である。(2015年8月追加)
http://www.risunomori.com/archives/category/item
網走市呼人418
電話番号:0152-48-3053
定休日:不定休
営業時間:【夏期】10時〜18時、【冬期】10時〜16時
予算:シングル330円、ダブル420円、トリプル470円
アクセス:JR呼人駅から国道を女満別空港方面に向かうと徒歩10分
最寄りのランドマーク:金印わさびオホーツク
お勧めポイント:地元・網走の牛乳を使って作った本格的イタリアンジェラート
網走から美幌・北見方面へ向かう国道39号線沿いにありますアイスクリーム店とイタリアン揚げピザの店の間にある芝生席
店の前にあるウッドデッキ席
天井が高く、天窓から光が入るので明るい
右奥のレジ側からショーケースを見たところ
この日は3種トリプル(T)をカップでいただく
本日のジェラートとソルベ1
本日のジェラートとソルベ2
本日のジェラートとソルベ3
本日のトリプル。左が「抹茶とチョコチップクッキー」、右が「マンゴーソルベ」。「抹茶とチョコチップクッキー」はチョコチップクッキーの味が勝って抹茶の味が消している
回転さると、左が「マンゴーソルベ」、右が「チョコミント」となる
シングルの「キャラメル」は、キャラメルと言うよりまるで黒糖のような香り
本日のダブルは、左が粗挽きコーヒーに蜂蜜が入った「Magico」、右が「アールグレイ」。「Magico」のコーヒーは深入り・エスプレッソでないため、コクに乏しく物足りない
本日のダブルは、左が「クリームチーズ」、右が「イチゴソルベ」。「クリームチーズ」はクリームチーズの特徴が出ていて悪くないが、「イチゴソルベ」は甘過ぎで良くない
本日のダブルは、左が「ミルク」、右が「ショコラータ」。「ミルク」は悪くないが、どうせ食べるなら「ソフトクリーム」の方がいい、「ショコラータ」はカカオの香りに乏しい
本日のダブルは、左はミルクにイチゴジャムが入った「ストロベりっち」、右が人気ナンバーワンの「ピスタチオ」
札幌「BARNES」の「濃厚ミルクソフトクリーム」に勝るとも劣らない滑らかでクリーミーなホイップクリームのようなソフト
ショーケースの左側には冷えたレモンハーブ水のサーバーが置かれ、無料で飲むことができる
イートインスペースの右側には、お土産用アイスが入ったフリーザーがある
フリーザーの中のお土産用アイス
お土産用アイスのメニューの一部
イートインスペースに張られていた隣のイタリアン揚げピザ専門店「RISUMORINO」の広告