一鶴 西梅田店
丸亀市に本店を持つ創業60年の「一鶴」の支店。登録商標となっている名物の「骨付鶏」は、骨付きの鶏モモ肉を鉄板で焼いたもので、今や香川県のソウルフードとも言われている。
店内は焼き鳥店とは思えないくらい明るく、まるでファミレスのように広い。右側にはカウンター席もあり、居酒屋にもかかわらず分煙されていているのがいい。現在のところ、四国以外では 「横浜西口店(→ 横浜グルメバイブル・焼き鳥の頁を参照)」 と「心斎橋店」、そしてこの「西梅田店」の3店舗しかないので、香川以外では貴重な店といえる。
先ずは「サッポロ生」と「エビスの黒生」を使った「ハーフアンドハーフ」を注文。この店の名物「骨付鳥」は、前述のように骨付き鶏のモモ肉を丸ごと1本使用したもの。「おやどり」と「ひなどり」の2種類があるが、「おやどり」は硬く噛みごたえがあり、常連好みの濃厚な味わい。また、「おやどり」は硬いため、予め切れ目が入っている。これに対し、「ひなどり」は柔らかくてジューシー。「硬いものが苦手な初心者にはひなどりの方が良いだろう」と横浜グルメバイブルでは書いたが、実際のところ、本当に硬いのは肉と言うよりむしろ皮の方で、肉自体は地鶏程度の硬さ。なので、皮を除いて食べさえすれば、圧倒的に味の濃い「おやどり」の方が美味しく、お勧めである。
「骨付鳥」はステンレスの平皿で供され、皮目はカリッとしている。同じ歯ごたえのある「骨付鳥」でも、宮崎の「丸万焼鳥 本店」で食べたシンプルで香ばしくレア感のあるものとは全く違う。特製スパイスで味付けされているそうだが、基本は塩味で、唐辛子のようなピリ辛の味が食欲をそそる。ステンレス皿には肉汁と脂が滴り落ち、添えられた生キャベツを付けて食べると、サッパリとリセットされる。この他に人気なのは「かわ酢」。揚げた鶏皮にポン酢と削り節がかかっているだけなのだが、これはごく普通の美味しさ。
締めのご飯は「とりめし(スープ付き)」と「おむすび(スープ付き)などがあるが、お勧めは「とりめし」。「とりめし」は上に錦糸玉子と生姜がのっていて濃い醤油味。これが、味の濃い「おやどり」と交互に食べることで至福の美味しさとなる。付いてくる鶏皮入りのスープも美味しい。
ちなみに、かなりの人気店なので、予約してから行くことをお勧めする。下記のウェブ上ホームページからは真空パックのものを地方発送してくれる。(2016年1月追加)
http://www.ikkaku.co.jp
大阪市北区曽根崎新地1-3-26 ぐらんぱれビル4階
電話番号:06-4798-0817
定休日:無休
営業時間:【月曜~金曜】17時~22時半、【土日・祝日】11時~22時半
予算:おやどり1008円、とりめし(スープ付き)462円
アクセス:JR東西線・北新地駅、地下鉄四つ橋線・西梅田駅からドージマ地下センターへ向かい、C60出口の右側から出る。すぐに角を左折して北新地を進む。「カラオケ館」、「カラオケBIG ECHO」を過ぎ、右のセブンイレブンの入っているビル。北新地駅、西梅田駅から徒歩2分
最寄りのランドマーク:カラオケ館、カラオケBIG ECHO
お勧めポイント:香川県のソウルフードの骨付鶏が食べられる
このビルの4階です店内は焼き鳥店とは思えないくらい明るく、まるでファミレスのように広い
カウンター席もあります
メニュー1 骨付鶏
メニュー2 骨付鶏以外
骨付鶏の食べ方
テイクアウトメニュー
「サッポロ生」と「エビスの黒生」を使った「ハーフアンドハーフ」とウーロン茶
「かわ酢」は。揚げた鶏皮にポン酢と削り節がかかっているだけのごく普通の美味しさ
「おやどり」が運ばれてきた
紙エプロンをもらってスタンバイ
紙ナプキンを巻いて手づかみ
口直しに、むしりキャベツを脂に漬けて食べる
締めの「とりめし」
「とりめし」は、上に錦糸玉子と生姜がのっていて濃い醤油味
鶏皮の入ったスープは優しい味