大阪市立科学館
大阪国際会議場にほど近い堂島川沿いには、「大阪市立科学館」と「国立国際美術館」という2つの大きな施設がある。「国立国際美術館」は、展示テーマによって行く価値があることもあるが、この1年間の取材期間中に興味を引かれるようなテーマはなかった。
館内は地下1階から4階までの5つフロアに分かれており、地下1階には「プラネタリウム」とチケット売り場がある。地下1階へ降りてチケットを購入し、まずは4階まで続くエレベーターに乗る。4階は「宇宙とその発見」、3階は「身近に科学・サイエンスショー」、2階は「おやこで科学」、1階は「電気とエネルギー」というそれぞれのテーマによる展示スペースがある。東京の 「国立科学博物館(→ 銀座グルメバイブル・エクスカーション & アクティビティの頁を参照)」 を高校生以上の大人向けとするなら、ここは小中学生以下の子供向けといった感じである。正直なところ、見る価値があるのは4階の「宇宙とその発見」くらいだ。また、誰が設計したのか知らないが、無駄に巨大な吹き抜け構造が展示スペースをさらに見づらいものにしている。
何と言ってもこの科学館の売りは、巨大スクリーンと心地よいフランス製シートが自慢のプラネタリウムである。フランス製シートはスクリーンに近いほど大きく倒れるよう設計されている。生のナレーションによるウィスパーボイスが心地よく、さらにシートも最高なので、ついつい眠ってしまう人もいるほど。
季節毎に上演テーマが変わるプラネタリウムも悪くはないが、今見るなら3月27日までの土日・祝日の12時に上映される40分間の作品「HAYABUSA2 RETURN TO THE UNIVERSE」がお勧めだ。これの作品は、2010年6月13日に劇的な帰還を遂げた「はやぶさ」を記念して作られた「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」の続編である。2014年に旅立った「HAYABUSA2」の新たなミッションとその全貌を分かりやすく知ることができ、長期にわたるその膨大なる計画は、我々の夢につながる作品となっている。
ちなみに、プラネタリウムへ行く場合には、下記ウェブサイトから上映時間と上映テーマを検索してから出かけて欲しい。(2016年2月追加)
http://www.sci-museum.jp
大阪市北区中之島4-2-1
電話番号:06-6444-5656
定休日:月曜(祝日・振替休日の場合は翌平日に休館)
営業時間:9時半~16時半(プラネタリウム最終投影は16時)
予算:プラネタリウム(大人)600円、展示場(大人)400円
アクセス:地下鉄四つ橋線・肥後橋駅3番出口を出て、「アパホテル」前を進み、土佐堀通の「土佐堀1東」交差点を右折する。土佐堀川を越えるとすぐ左側。肥後橋駅より徒歩10分
最寄りのランドマーク:アパホテル大阪肥後橋駅前
お勧めポイント:プラネタリウムが自慢の科学館
地下鉄肥後橋駅3番出口を出ると「アパホテル・大阪肥後橋駅前」に出るので、土佐堀通を右へ進みます土佐堀通のこの「土佐堀1東」交差点を右折します
右折するとこんな通りです
土佐堀川を渡ると見えるのが「大阪市立科学館」と「国立国際美術館」
左が「大阪市立科学館」、右の羽のようなオブジェのあるのが「国立国際美術館」
ココです
入口を入ると巨大な吹き抜けになっています。縦に2本見えるのが地下1階から4階まで続くエレベーター
本日のプログラムは?
地下1階のチケット売り場
ここで切符を買います
さあ、まずは4階までエレベーターで行きます
ガラス張りのエレベーターからエントランスを見たところ
4階の「宇宙とその発見」の展示スペース。太陽系の星の大きさが一目で分かる
オーロラの発生装置
宇宙線を可視化して見せる装置(似たようなものが東京の国立科学博物館にもあった)
これは何と原子体重計
これが僕の体の原子の数
下へ降りるのは専用の下りエスカレーター
2階の「おやこで科学」のフロア
1階の「電気とエネルギー」のフロア
地下1階のプラネタリウムホール前
上映中は撮影禁止なので、上映前のプラネタリウムのスクリーン
これがプラネタリウムの心臓部