富錦樹台菜香檳(フージンツリー)

 「誠品生活日本橋(→ 銀座グルメバイブル・ショッピングの頁を参照)」の中にあるカジュアル台湾料理店。シャンパンと共に洗練された台湾料理を楽しめる店として、今、台北で最も人気を集めているレストランである。この日は土曜日だったせいか、開店前の10分前には既に店の前には行列ができていた。テーブルに案内されると、窓の外にもテラス席があり、外でも食事することができるようだ。さらに見渡してみると、調理場がオープンとなっており、入口から想像したよりもずっと大箱店である。
 ドリンクメニューを見ると、カジュアルな中華料理店のわりにはワインの種類が多い。シャンパンだけのワインリストもあり、グラスのシャンパンは1280円で、ボトル売りのものは29000円のドン・ペリニオンや38000円のクリュッグ・グランド・キュヴェなどといった高級なものまである。フードメニューはセットメニューもあるが、単品でもさほど高くはないので、複数の人数であれば是非アラカルトメニューでいただきたい。
 店のお勧めは、「冷製茹で鶏の柑橘醤油添え」や「台湾揚げ出し豆腐」、「睡蓮菜と木の実の炒め」、「台湾ビーフン」、「豚バラ肉の角煮・ナツメとハイビスカスソース」、「カキと揚げパンのニンニクソース」、「花ニラとピータン、豚挽肉のピリ辛炒め」、「北海道産干貝柱とキヌガサダケ入り丸鶏スープ」であるが、僕のお勧めは「台湾揚げ出し豆腐」。これはニンニク風味のピリ辛味で、豆腐はこれまで経験した事のないくらいとろけるように軟らかい。
 それにしても、どの料理もこれは!という素晴らしいものはなかったが、値段を考えると、コスパがよく良心的である。点心のメニューがない点は非常に残念だが、従業員のテキパキとした軽やかなサービスには好感が持てる。(2020年2月追加)

中央区日本橋室町3丁目2−1 COREDO室町テラス2階 
電話番号:03-6262-5611
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:11時〜22時
予算:冷製茹で鶏の柑橘醤油添え1680円、台湾揚げ出し豆腐980円、グラスシャンパン1280円
アクセス:東京メトロ銀座線・三越前駅で降り、「室町三丁目方面改札口」へ向かう。改作口を出てまっすぐJR新日本橋方向へ進むと、地下で直結している
最寄りのランドマーク:日本橋三越本店
お勧めポイント:台北で人気のレストランの日本初出店

この日は土曜日だったせいか、開店前の10分前には既に店の前には行列ができていた テーブルに案内されると、窓の外にもテラス席があり、外でも食事することができるようだ。さらに見渡してみると、調理場がオープンとなっており、入口から想像したよりもずっと大箱店であった ドリンクメニューを見ると、カジュアルな中華料理店のわりにはワインの種類が多い。シャンパンだけのワインリストもあり、グラスのシャンパンは1280円で、ボトル売りのものは29000円のドン・ペリニオンや38000円のクリュッグ・グランド・キュヴェなどといった高級なものまである 赤白のワインリストは、フランスとニューワールド 生ビールはハートランドで、台湾産のビールもある。有料のお茶は3種類 フードメニュー1 フードメニュー2 フードメニュー3 フードメニュー4フードメニュー5デザートメニュースペシャリティメニュー1 スペシャリティメニュー2 僕のお勧めの「台湾揚げ出し豆腐」。これはニンニク風味のピリ辛味で、豆腐はこれまで経験した事のないくらいとろけるように軟らかい「台湾ビーフン」 ビーフンの麺はかなり細めで、何故か麺が少ない。具材はキャベツと台湾の水蓮菜、椎茸、豚肉、干し海老など。塩味でなく醤油や酢などが入っているが、味が単調で深みに欠ける。添えられた山椒入りのラー油を入れて食べると複雑さが増すしていい「花ニラとピータン、豚挽肉のピリ辛炒め」は、甘いピリ辛で味は濃いめ。ニラのシャキシャキした食感が印象的。ピータンが少ないせいかピータンの存在感はない。ピータンは深みを与える調味料的なものなのかも。もう少し甘さが抑えられていれば良いのだが 「鶏肉とピーナッツの唐辛子炒め」は、モモ肉でなくササミがメインなので、食感がイマイチ。ほんのり甘く酸味があるが、見た目ほど辛くはない ゼリーのような食感の「杏仁豆腐」は、杏仁が香らず、そのまま食べるとイマイチだしかし、不思議なことに、黒蜜をかけて食べるとそれなりに美味しくなる