YUKIZURI雪吊り

 ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ(→ その他日本の旨い店・石川県金沢市を参照)は、パティシエ界で有名な辻口博啓(つじぐちひろのぶ)が展開するスイーツ店。辻口の実家は元々石川県七尾市にあった和菓子店「紅谷」であったことから、和の素材に対する思いが強く、これまで「和ラスク(→ 銀座グルメバイブル・お土産の頁を参照)」などといった和洋折衷の商品を発売してきた。このYUKIZURI(雪吊り)もその延長線にある商品であり、ふるさと兼六園の雪吊りの縄をイメージして作られたお菓子である。現在のところ、プレーンに当たる「YUKIZURI」の他、抹茶風味の「YUKIZURI福井」、ショコラ味の「YUKIZURI富山」、さつまいも五郎島金時と金箔を組み合わせた「YUKIZURI金箔」、柚子風味の「YUKIZURIゆず」が発売されている。
 いずれの商品にも共通しているのは、表面にかけられた白い砂糖菓子とパイやビスケットが混じったような独特の食感。とくに、「YUKIZURI」は、大豆とアーモンドによる硬めのパイのような食感に加えて、シンプルなバター、小麦、玉子などの風味が感じられる。それほど甘くなく、ほんのりとした梅の酸味がアクセントになっているのもいい。この他に「YUKIZURI」の特徴はそのままに、抹茶の香りが前面に出ている「YUKIZURI福井」もお勧めできる。
 JR金沢駅などの各お土産店の他、ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ直営店やオンラインショップでも購入できる。(202年1月追加)
https://le-musee-de-h.jp/sweets/yukizuri.html

予算:「YUKIZURI」6本783円、10本1296円、22本2592円

1.左から「YUKIZURI福井」、「YUKIZURI富山」、「YUKIZURI」、「YUKIZURIゆず」。各6本入り 2.プレーンにあたる最もシンプルな「YUKIZURI」12本入り 3.箱の中はこの様に個別包装されています 4.「YUKIZURI」は、大豆とアーモンドによる硬めのパイのような食感に加えて、シンプルなバター、小麦、玉子などの風味が感じられる 5.それほど甘くなく、ほんのりとした梅の酸味がアクセントになっているのもいい 6.「YUKIZURI」の特徴はそのままに、抹茶の香りが前面に出ている「YUKIZURI福井」 7.柚子風味の「YUKIZURIゆず」は、味のバランスが悪い 8.ショコラ味の「YUKIZURI富山」は、カカオの味が強すぎて「YUKIZURI」の繊細な味を台無しにしている