チャンドリカ
札幌苗穂通にあるスリランカカレーの店。スリランカカレーは、ココナッツミルクや鰹節のようなモルジブフィッシュの出汁を使用するのが特徴。現地では、ブレンドされたカレースパイスも一般に販売されていて、それを利用する人々も多いらしい。カレーのルーはサラッとしており、どちらかと言えば南インド料理に近い感じだ。ビルの1階にある店の前にはギリギリ2台が駐車可能なスペースがある。店内に入ると昭和の喫茶店のような雰囲気。左側にカウンター席が、そして右側にテーブル席がある。この店のシェフはスリランカ出身のママさんシェフの今井チャンドリカさんである。
ランチタイムのメニューを見ると、カレーは「ポークカレー」、「チキンカレー」、「スープカレー」の3種類。「ポークカレー」と「チキンカレー」の2つは「セット」かワンプレートの「チャンドリカレー」のいずれかを選べるが、「スープカレー」はセットのみである。セットメニューには、ライス、サラダ、ルーヌサンボラ(タマネギの酢漬け・インド料理で言うアチャール)、飲み物(セイロンティーか生姜ティー)が付く。「チャンドリカレー」やセットメニューに付く飲み物は、プラス100円で「キリティ(インド料理で言うチャイ)」か「コーヒー」に変更することも可能だ。この店のコーヒーは、札幌グルメバイブルに掲載されている 「丸美珈琲店(→ 札幌グルメバイブル・カフェの頁を参照)」 の豆を使用しており、その都度頃合いを見計らって抽出するといったこだわりよう。1日10食限定の「チャンドリカレー」は、ポークあるいはチキンカレーとその日の温野菜3種類、ライス、サラダ、ルーヌサンボラ、パパダム(豆粉の煎餅)が、全て一皿に盛られたワンプレートランチである。温野菜やパパダムが入っている分、カレーやライスが少なめとなっており、ビジュアルも含めて女性受けしそうな品である。加えて、日替わりの温野菜も思っていた以上に美味しく、野菜好きにはお勧めである。なので、しっかりとカレーを食べたいという方はセットメニューで、野菜とバランス良く食べたいという方は「チャンドリカレー」を注文するのがいい。また、「チキンカレー」と「スープカレー」の辛さは1番から20番まで、辛口の「ポークカレー」は5番から20番までの中から選ぶことができる。ちなみに、1番が甘口、3番が中辛、5番が辛口である。さらに、ライスは黄色いターメリックライスで、「ロティ(インド料理で言うナン)」に変更することも可能だ。
僕のお勧めは、何と言ってもグローブの香りが特徴的な「ポークカレー」。ルーはサラッとしていてとてもスパイシー。一口食べると、東京にある南インド料理店 「南インドカレー&バル エリックサウスERICK SOUTH(→ 銀座グルメバイブル・カレーの頁を参照)」 の「マトンカレー」を彷彿させるホールスパイス感のある味が口一杯に広がる。試してみたい方は、まずは初級編の5番からチャレンジしてみてほしい。もう一つの「チキンカレー」は、「ポークカレー」ほどのインパクトこそないが、こちらもなかなか美味しい。それにしても、彼女の作るカレーは本当に美味しく、僕にとってドストライクなカレーである。(2015年11月追加)https://www.facebook.com/SriLankaCurryChandrika
東区本町2条4丁目5−1 ヤマザキビル1階
電話番号:011-783-1001
定休日:火曜
営業時間:11時半〜14時半、17時半〜21時
予算:ポークカレーセット900円、チャンドリカレー900円
アクセス:地下鉄東豊線・環状通東駅4番出口を出て右へ。「ゲオGEO」の角を右折して環状通を進む。600mほど行くと「丸亀製麺」や「メンズプラザAOKI」がある交差点が見えるので、信号を右折して苗穂通を進む。100mほど進むと右に苗穂神社が見えるので、その向側。環状通東駅から徒歩15分
最寄りのランドマーク:苗穂通、苗穂神社
お勧めポイント:本格的なスリランカカレーが味わえる
店内は昭和の喫茶店ような雰囲気
ポークカレーセット
ポークカレー
ターメリックライスは長粒米(インディカ米)ではなかった
ルーヌサンボラ(タマネギの酢漬け・インド料理で言うアチャール)とサラダ。サラダのドレッシングは甘めだ
ワンプレートの「チャンドリカレー」
「チキンカレー」をチョイス
本日の野菜はピーマンとビーツ
そしてジャガイモの3種類。ジャガイモは鰹節のようなモルジブフィッシュの味がする和食テイスト
細長く立っているのが「パパダム(豆粉の煎餅)」
チキンカレーとジャガイモをどけるとターメリックライスが現れる
プラス100円の「キリティ(インド料理で言うチャイ)」は美味しい
デザートの「ワタラッパ」は特にコメントすることもない素朴な味