イタリアンバール
カンティネッタ サリュ
リストランテ「 マガーリ(→ 札幌グルメバイブル・イタリアンの頁を参照) 」 でソムリエをしていた福島さんのワインバー。彼女はイタリアワインの専門家で、ワインスクールの講師としても活躍している。また、「φファイ(→ 札幌グルメバイブル・バーの頁を参照)」と並んでイタリアワインの品揃えが素晴らしく、グラッパなどはかなりマニアックなものまである。
この店の凄いところは、バールと名乗っているにもかかわらず、食べ物が旨い上に、バーとは思えないくらい食べ物のメニューが豊富なこと。しかも、渡部シェフが作る料理は、パスタやナポリ風ピザはもとより、手作りジェラート(とくにアフォガードがお勧め)に至るまで美味しいのだ。特に、この店の夏のスペシャリティである「塩水ウニの冷製スパゲティ(現在は積丹半島の美国産)」はお勧め。残ったソースに、トリュフバターが香る「しめパン」をつけて食べればもう最高である。レギュラーメニューは、前菜が150円~980円、ピザが1400円、パスタが980円~1400円と、この種のバールとしては比較的お手頃な価格であるのも嬉しい。レギュラーメニューの安定した味も悪くはないが、旬の北海道素材を使った季節メニューの方がお勧めである。また、この店はグラスワインのセレクトも良く、しかもノーチャージなので、一人飲みの方や2軒目、3軒目にもう1杯だけ飲みたいといった方にも向いている(この日のグラスワインは11種で、イタリアビールが6種類)。もしも、締めにラムレーズンなどのシンプルなジェラートを注文した時には、是非Berta(ベルタ)のグラッパ(ブドウの絞りカスでつくった蒸留酒)も一緒に注文してみてほしい。食べた後のジェラートカップに注いで飲むと、ジェラートの風味と甘みとグラッパの香りが複雑に絡み合い、最高の食後酒となること請け合いである。
この店は通路を挟むようにカウンター席とテーブル席があり、奥には個室がある。カウンター席の入口側の2席は対面式となっており、カウンター内に客が入れて面白い。いつも思うのだが、カウンターの特注椅子が何とも座り心地がよく、海外のバールにでもいるような喧噪感もいい。また、個室以外は全て禁煙で、タバコを吸わない人にとっても快適なバールである。(2018年7月更新)
中央区南3条西3丁目3番地
電話番号:011-222-9003
営業時間:16時~23時半
定休日:日曜日
予算:ノーチャージ、サバの燻製550円、オリーブの肉詰め一口フリット550円、トリッパの煮込み780円、海水ウニの冷製スパゲティ2400円(しめパン250円)、グラスワイン550円~950円
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅1番出口を出て、「マツモトキヨシ」、「カラオケBIG ECHO」を過ぎ、「ジャンカラ」の角を右折する。30mくらいで右側に見えるビル。地下鉄南北線・すすきの駅より徒歩2分
最寄りのランドマーク:カラオケBIG ECHO、ジャンカラ
お勧めポイント:料理が美味しくカウンターの居心地も良いイタリアンバール
ココです!
ワインバーですが、店内は禁煙なので快適です!
通路を挟んで右側がカウンター席、左側がテーブル席。奥には個室があります
カウンター席にいた店主でソムリエールの福島さん
左側のテーブル席側の壁にはボトルワインがビッシリと並んでいる
レギュラーメニュー1
レギュラーメニュー2
季節メニュー
ドリンクメニュー
イタリアワイン・モレッティのドッピロモルト(ダブルモルト)は濃厚で旨い!お勧め!!
イタリアワイン・モレッティのラ・ビアンカは、小麦のホワイトビールはまあまあ
イタリアワイン・モレッティのラ・ロッサはスモーキーで、僕の好みではない
レギュラーメニューの「オリーブの肉詰め一口フリット」はビールにピッタリ
「アンチョビのガーリックトースト」はシットリとして味は濃厚
レギュラーメニューの「イカとセロリのアンチョビとケッパーのソテー」
火の通し方、塩味とも申し分なく、実に美味しい!
こちらもレギュラーメニュー「サリュ名物 トリッパの煮込み」
柔らかく煮込まれたトリッパとトマトソースの相性抜群
季節メニューの「愛媛産ハモとグリーンアスパラガスとバジルの自家製パスタ・フェットチーネ」
サッパリとしていていて、幅広の生パスタと良く合う。ただ、繊細なハモの個性が生かせているかどうかは疑問だ。イワシなどの青魚の方が良いかも
サリュの夏のスペシャリテ「海水ウニの冷製スパゲティ」。細いカッペリーニではなく、太いスパゲッティを使っているのがいい
「しめのパン」とは、トリュフバターを挟んで焼いたホットサンドだった
残ったソースにつけて食べても美味しいが、そのまま食べてももちろん美味しい!
「ラムレーズンのジェラート」
「エスプレッソのアフォガート」
これがBerta(ベルタ)のグラッパ(ブドウの絞りカスでつくった蒸留酒)。ジェラートと一緒に注文し、食べた後のジェラートカップに注いで飲むと、ジェラートの風味と甘みとグラッパの香りが複雑に絡み合い、最高の食後酒となること請け合い